2004年11月30日火曜日

ODA中止

対中ODAの中止がほぼ決まったようだ。どうやら原因は中日首脳会談もうまく行かなかったからだ。

日本はこれでまだ対中外交カードを一枚なくしたね。



この件は一見日本勝ちのようのだが、実際は中国に一枚カードを取られたとしか言いようがない。これからはもうODAを対中外交のカードとして使えないし、逆に中国は内外から評価されることになる。実際にこの件の公表も中国のほうが先だった。

額が小さくないのは確かだけど、今の中国はこれくらいの額を調達することがそう難しくない。むしろいつとめられてもいいようにすでに準備が出来ている。

外交では今の日本のやり方では中国には勝てない(とはうまく行かないと言ったほうがいいかもね)。なにより、中日関係の最大のファクターアメリカは中国側についているからだ。アメリカにとって、日本は追随者に過ぎないが、中国は戦略的パートナーだ。日米関係に何かがあったら、アメリカより日本のほうがより大きいダメージを受けるのだ。対して中米関係のほうはアメリカは中国を失いたくない状況にある。

小泉さんにはもっと頑張ってもらいたい。

頭使わないと

3週間ぶりのBLOGだ。溢れるほど書きたいことがあったけど、簡単に書けないことなので、書いていない。

今月のテーマはとにかく頭を使うことだった。最近あまり頭使ってなくて、いや、使おうとしても納得できるところまで考えることが出来なくて、正直一瞬落ち込みもした。自分にいいところでもあるけど、「そんなマイナスな状態にいてもしょうがないから、これからのプラス転換を考えよう」とすぐ前向きになれたから、これからしばらく修行することを決めた。

友達が理解してくれたことに感謝している。パワーをもらった。

とにかく頭を使って、じっくりととことん考えて、納得のいくまで。そしてそれを楽しめる。これがこれからの修行だ。

頭使ってるようで使ってないことがよくあると思う。なんとなくの答えを出しても自分も納得できないこともよくあると思う。それじゃうれしくないし満足しない。だから苦しくても、疲れても頭使わないと。楽しく行こう。

2004年11月10日水曜日

官僚

今日経済産業省の課長の方の授業を受けました。「産学連携の推進と大学発ベンチャーの創出に向けた取り組み」というテーマで、経済産業省の支援製作について説明してくれました。

授業の感じはいわゆる官僚のプレゼンテーションだった。一番感じたのは内容全体が表面に浮いていて、掘り下げた内容はないことだった。数字のデータを紹介してくれていたが、その数字が「産学官」に意味することをほとんど話してくれなかった。

MOTに関する数字があった:「今全国で130箇所のMOT授業を実施するところがある。受講した人はのべ2300人以上」と誇らしげに二回も言ってくれたが、これは多いのか少ないのか、この人数だから何なのかについては触れなった。

大学発ベンチャーの数字もあった:「平成13年に、大学発ベンチャー3年1000社計画が発表された。今は677社(この数字は僕の確かの覚えではないので、多少違うかもしれない)で、3年の期限は来年の3月まで。」「大学ベンチャーの収益は減っている。ベンチャーを作ってもらうだけではなく、存続もしてもらわなければならない」と。なんか矛盾しているように聞こえた。それでPSIのクラスメートは質問をした:「何で1000社という数字にしたのですか?社数ではなく総収益で考えればよかったのでは?」そのとおり、同じ気になることを聞いてくれた。でもそれは聞かなくても分っている気もした。課長の答えは長々と続いていたからあまり聞いていなかったけど、趣旨は「アメリカの数字から割り出した数字」らしい。

数字に対してこだわっているのはちょっと分る。官僚としてはそいう非常に単純の「数字目標」=「評価基準」になっている。達成できたかどうかという点で官僚の出世が決まるそうだ。そういう世界だ。そのためだと思うが、本質を掘り下げるより、その数字目標の達成を優先してしまうだろう。何かを言うときも一部の事実を述べているだけで、決して余計な話をしない。責任が重いからかな。

官僚の話を聞くのが何回かあるが、全部同じ感触だった。ぶっちゃけた話をしてくれる官僚の話を聞きたい。

2004年11月8日月曜日

財政赤字

  新しいパソコンを買うことを考えているから、今日ちょっとこの半年の自分の「財務」状況に関する数字をまとめて分析してみた。

 そんなにひどくはなかったが、単発収入を除くと赤字に陥っている状況にあるとわかった。それでとりあえずすぐパソコンを買うことは断念した。

 今の状況は改善が必要なので、まずちょっと「財務構造」を変えなければならないと思った。一人生活の「財務構造」を変えるのは、生活スタイルの一部を変えることだということだ。収入の増加も支出の抑制もこの構造の変わりでかなり改善できると考えている。そしてもっと状況をよくする第二段階は、考え方と戦略を変えるべきだと思った。考え方の方は今まで時間の金額換算をそうしてこなかったから、その考え方をもっと取り入れるべきだ。戦略の方は、積極的な攻めの戦略に転換すべきだと思った。

 早く新しいパソコンを変えるようにがんばる。



2004年11月6日土曜日

就職活動始まる

今日リクルートのインターン面接に行ってきた。これで就職活動が始まる。

面接官はクラスの中で話題になった女の方だった。その点ではちょっと運がよかったかな?

グループ面接だった。一対四の。同じグループの中にまた同じ大学の先輩がいた。本当に東大生たちは同じところに行くね。そういう意味で同じ大学の人がいなかったあるメーカーの夏インターンの感触はちょっと違ってた。やはりどうしても同じ大学の人たちは、少なくとも同じ東大の人たちは同じ何かを持っている。それをインターンでは感じてしまう。何か互いに言わなくても分る共通の部分がある。

これもとある先生が言った「粒がそろっている」の一つの具体的な表現かも。



明日はDI(ドリームインキュベーター)のセミナーだ。



留学生という壁

留学生は学生である以上会社には(正社員として)在籍できない。

久々に留学生という壁にぶつかった。

いつも留学生であることの恩恵を受けている部分もあるから、あまり文句言えないが、今回の壁はちょっと厚すぎたという感じも正直あった。

理屈はもっともだし、納得も出来るが、残念感からの落ち込みは避けられなかった。

友人は理解を示してくれて、正社員ではなくても一緒に仕事をすることは変わらなかった。ありがたい。

卒業して入社するときはもう一つ壁がある。今はそのときの壁をスムーズに越えて、入社できるように頑張ろう。

2004年10月28日木曜日

韓国語始まる

韓国語を始めた。自分にあってそうなテキスト一冊(「至福の朝鮮語」)とNHKラジオ講座のテキストを買った。自分的には趣味として始めるわけだけど、やる以上ある程度のレベルまでには行きたい。

二外として選んだのはドイツ語だった。ヨーロッパ言語の知識を増やすという意味ではその勉強はとても役立った。もちろん話せないからドイツ語が出来るとはいえないが、それなりに文法知識があるくらいは言える。甘いかもしれないがドイツ語の勉強はその気になったらいつでも日常会話くらいのレベルまでいけると思っている。



韓国語の場合はいつ使うか分からないドイツ語よりはモチベーションが高い。すぐでも使えるのがいいところかも。別に韓国ブームだからやるではない。前から東アジアでビジネスで使う言語(日中韓広東語)を一通り勉強したいと思ったから。今はちょうどいい時期だと思って始めた。

広東語も一応僕にとって外国語的な部分があるけど、系統としては中国語ではあるからそんなに難しくはない(文法は同じ)。1年のときちょっと授業を取っていたし、広東語の映画も何本か持っている。話せる友達もいる。多分上達も早いだろう。

とにかく大学卒業するまでに日中韓広東語と英語が日常会話くらいのレベルまでには行きたい。頑張るぞ!

2004年10月19日火曜日

中国通、帝国ホテル

先週中国に対してすごく詳しい方と会ってきた。今まであったことのない中国通で、驚いた。

中国の話しで盛り上がった。久々に中国について深い話が出来た。本当にしばらく深い話していないからなんか懐かしく感じた。中国に2ヶ月くらい帰っていろいろ詳しく見たいとも思った。ここにいると外から見ることが出来るけど、やはり本当に分かりたいときは現地に行くしかない。こっちの胡散臭い評論家の中国話を聞くより向こうのタクシードライバーの話を聞いたほうがよくわかる。ドライバー以下だね。



ご飯を食べてその方が帝国ホテルに連れて行ってくれた。帝国ホテルに行くのが初めてだ。17階でコーヒーを飲みながらもやはり中国の話。でもそこから東京の夜を見ても上海の夜は分からない。やはり向こうに帰らないと。ちょっとスケジュールに入れるべきだ。

楽しかった。

2004年10月15日金曜日

成績、大学院

火曜日成績表もらった。自分も驚くほどのオール優の成績だった。考えてみればちゃんとレポートを出すことと試験前にちゃんと準備することが効果的だったといえるかもしれない。これで今学期の勉強に対しても意欲が出てきた。

うちの大学院入試の特別選考(自大学への推薦入試)は主に成績を基準にしているのもあって、この成績で大学院に推薦でいける可能性がかなり出てきた。このまま後半年頑張ってもしかして大学院が決まるかもしれない。もちろん就活もするけど。

今学期は充電の一学期だ。

2004年10月9日土曜日

大学始まって一週間

ゆっくり行こう。

2004年9月21日火曜日

IBMインターンプラクティカル終了(9月10日)

 9月10日はIBMのインターンの仕事体験のプラクティカルセッションの最終日。私のこの日の内容は自分のボスとボスのボスに報告プレゼンをすることだ。ボスのボスは(仕事がすごくできそうなおばさん)京都に出張したらしいから、結局報告を聞くのが内のボスと同じプロジェクトチームのメンバーの方だ。

 プレゼンは前の日に一回プロジェクトチームでレビューしたから、無事成功した。ボスがいろいろ質問してきて、私の理解を深めてくれた。そのあとはプロジェクトチームの方が三週間の仕事を振り返りながらいろいろアドバイスしてくれた。特に私のアドバイザーをやってくださった方は、同じ大学の先輩もあって、かなり適確にすごくためになるアドバイスをしてくれた。

 最後にボスからのアドバイスとしては、大きいプロジェクトに一回参加することだった。実際に本格の大規模のプロジェクトの一員として、マネジメントされる側でプロジェクトの進め方を見てみたほうが将来のための貴重の経験になるとボスが言っていた。

 PM(プロジェクトマネジメント)の勉強は学校の授業でやっていた。もちろん初歩的な内容だったけど、PMの入門勉強としてとてもよかった。休みに入ってからPMの勉強のことを考えていたが、インターンもあって、後読まなければならない本も何冊かあるからなかなか始められなかった。IBMでインターンして、ますますその勉強をしたくなった。日本IBMは日本のPM界の権威的な存在だ。専務の冨永さん(東大MOTの講師もやっていらしゃっる)がPMP(プロジェクトマネジメントプロフェショナル)中のプロの方で、ミスタープロジェクトマネジメントと呼ばれている。IBMのプロジェクトの進め方はPMを意識しているのも実際に感じる。

 「PMはアートだ」と大学の外部講師が言っていた。その楽しさを味わってみよう。

昨日(9月20日)牛丼食べに行った

 すき家の牛丼が復活した(正確には「新牛丼」誕生)から、昨日家近くの店に食べに行った。

 大盛りを頼んだ。やっぱ牛はうまい。でも前の牛丼とは違う。オーストリア牛とアメリカ牛はやはり違うのだ。そんな詳しい違いがよくわからないけど、味も歯ごたえも違うのは確かだ。そして値段は450円で(並盛りは350円)高めだ。でも牛丼は牛丼で、豚丼(すき家では「とんどん」と呼ぶ)で得られない満足感が得られる。

 隣の人は豚丼を頼んだ。豚丼も定着した。これでアメリカ牛の牛丼が復活したらどうなるでしょう?豚丼はなくなるかな?

2004年9月17日金曜日

日本IBM理事の方と話をした(9月9日分)

 一週間BLOG書いてないが、それでもアクセスしてくれる人がいたので、申し訳なく思った。

 今日から前の分含めて書いていく。



 9月9日に、日本IBMでのインターンのボスが日本IBMの理事の神庭さんと話すチャンスをセッティングしてくれた。かなり貴重な機会だ。

 そこで、日本IBMでインターンして感じた疑問をぶつけてみた。

 まずは「日本IBMのような巨大企業では、社員一人一人は会社全体が見えて、仕事をしているでしょうか?」神庭さんの答えは単純明快だ:「見えていないね。」その理由を聞いてみると、このように答えてくれた(大意):「IBMは技術者の会社だ。社員の多くは技術者だ。彼らにとって、IT業界で日々起きている技術の進歩に追いついて、いつも技術の最前線で仕事をすることが一番の使命だ、この使命をちゃんと果たすにはかなりの努力と能力が要る。なので、会社のことを考えている暇がない。その代わりに、経営者がそれを考えて、技術者をサポートする。」うちのボスも「IBMをドライブしているのは経営職の人だが、実際に大きな決定や変革を引き起こすのは業界や市場をよくわかっている技術者だ。eビジネスもそうだし、LotusNotesの導入もそうだ。」と説明してくれた。この説明には納得できた。IBMは確かに技術者の世界だ。技術志向の僕にはあまり感じない技術者の楽しさを社員たちが感じているように見える。違う世界の楽しさをなかなかできないなと思った。

 次にIBMでの技術マネジメント(MOT)について「日本IBMの技術のマネジメントはどうですか」と聞いたら「正直うまく言ってるとは言えないね。なかなか難しいので、模索しながらやっている。ただ業界ではリードしていると思うが。」という答えだった。

 今IBMが提供するトータルソリューションについて、「今は売上のなかのサービスの部分が大きいが、これからはその比率は大きくなっていくのか、それとも小さくなるのか」と聞いたら、「今サービスは売上の70%を占めている。残りの30%はハード20%とソフト10%。これからはこの比率さらに大きくなっていると思う。90%くらいには行く。前10億で売っていたシステムは今1億円の値段になったから、ハードだけをやっても利益上がらない。今の時代はシステムをお客さんに売ればいい時代ではない、お客さんの問題を解決できなければお客さんは満足してくれない。だからシステムだけではなく、ソフト、サービスを全部一緒に提供して、さらにそのあとも長期的にサービスをし続けて初めて価値がでる。これからもこのトータルソリューションの提供をどんどんやっていく。これはとても難しいビジネスであって、リスクが大きいし、IBMもあまり経験持っていないけれども、これからはこのやり方でやっていくしかない。」



 神庭さんはともて話がうまい方で、実際に話した内容はもっとあるが、そのポイントとなる部分だけを書いた。実際に話をしてまず感じたのは理事のレベルになると、会社の現状をそのまま話してくれることだった。なかなか社員さんと話をしてもこのようにはっきりと現状についていってくれる人がいない。これはまず神庭さんも言った全体が見えていないのがあって、さらに、社員としてあまり離せない立場にいるのもあるだろう。そしてもう一つ感じたのは今のIBMは一つの変革期の最中にある。これはガースナーさんがIBMでやった改革の延長線上にある変革だ。この変革期でのIBMの変化は、将来のIBMの運命を決めるだろう。

 興味深く見守っていたい。

2004年9月9日木曜日

IBMの社員さんと話(9月8日)

 昨日(8日)IBMの入社12年以上の社員さん二人と話させていただいた。いろいろ話をして、かなり面白かったけど、ここではちょっと前書いたものと関係ある新入社員についての話を書く。以下は全部聞かせてもらった話です。

 新卒採用をするときに、大学や資格などを見ることは日本IBMもほかの会社同様するけど、入社してからはほとんど関係なくなる。実際に評価する基準としては、会社にどれだけ貢献できたかであって、どれだけ期待できるかの期待値ではない。なので、どこの大学卒であろうか、どんな資格を持っていようか、会社に貢献できなければまったく意味がない。日本IBMでは、資格などに対する手当ては一切出ない。



 新入社員研修は基本的に全員同じ内容で受けさせる。ただし,プログラム言語などの技能は、すでに持っている人はスキップできる。研修終わって部署に入ると、すべての新入社員を同じスタートライン上に立たされ、最初は同じレベルのいわゆる新入社員に与える仕事しか与えない。3年,5年目くらいからは、仕事の出来を見て、仕事を与えることになる。仕事の出来る人にいい仕事を集まる傾向があるから、5年目くらいは重要だと。

 会社への貢献という基準で評価する(もちろん100%実績で評価するのではないが)かわりに、大きい貢献をしたい人にはチャンスを与える。やりたい仕事をやらせてくれる。ただ、もちろんその分の責任を持たなければならない。

 マネージャーたちは社員の能力を伸ばすような仕事を与えるように心がけてはいる。研修制度も完備で、受けるかどうかは個人次第。

 本当に有能な人は一生日本IBMで働かないかもしれない。

 女性は重視されている。女性マネージャーはかなりいる。同じ能力の男女なら、女性の方を上に上げる。

 年収1000万を超えることは、入社10年以内はまずない。

 各国のIBMは全部別会社であるため、日本IBMからほかの国のIBMに移動することは出来ない。移動したい場合は、会社を辞めて、向こうのIBMにもう一回応募するしかない。



 ポイントは大体以上の感じ。ほかにもいろいろ話をしたが、今日のテーマとあまり関係ないから、割愛する。

 ほかの会社の実際のやり方はあまり知らないが、割と日本的な外資系のIBMのやり方は、日本とアメリカの間にあるのではないかと思った。検証が必要だ。

2004年9月8日水曜日

牛丼復活の日近い?(9月7日に書くつもりだった)

吉ブー

牛丼復活の日が見えてきたようなニュースがあった。牛丼ファンの僕にしてはかなりうれしいニュースだ。

牛丼のない日では豚丼(ぶたどん)、豚めし、豚丼(とんどん)(全部大手チェーン店の商品名)にも慣れてきて、最近吉野家の吉ブー(写真)をもらった。もちろん4杯食べて交換したものだけど。



この牛丼のない日々に各店の代わりに出しているものを食べて、正直吉野家のはイマイチだった。そう人気があるわけでもない上、価格は割高。これじゃ勝てないね。阿部社長もかなり苦しかったでしょう。このニュースは相当うれしいでしょう。そもそも牛丼一本で行くと決めた吉野家は牛丼が無くなるなんて想像もしなかっただろう。松屋をみて焦っただろう。なんといっても松屋では新しいものを出すのが自然だから。何の抵抗もない、体制も最初から整っている。比べると吉野家はかなり追い込まれたように見える。ちょっとかわいそうにも見えた。ちょっとばかばかしいかもしれないけど、吉野家をみて、Windowsがもし無くなったときのマイクロソフト、旅客機がもし無くなったときのJAL、学生がもしいなくなったときの東京大学を想像してみた。これは杞憂かな?



吉野家について色々言ってはいるが、牛丼ファンとして応援したい。どうぞ大手牛丼チェーンはみんなもっといい会社になるように。そして、牛丼早く復活できるように祈ります。

2004年9月6日月曜日

東大生

「東大生が書いたやさしい株の教科書」を土日で読んだ。結構面白かった。そして株についてちょっとわかる気になってきた。少なくともチャートは読めるようになった。分析も簡単なのができるようになった。後は実践しながらもっと詳しい勉強をするのだ。とは言っても今のところ株に投資するつもりはない。金がないから。

 東大生が頭いいというのは本当だ。なんだかんだ言っても東大生は東大生だ。ただ東大生は東京大学という組織の中で、ほんの少ししか力を発揮できずに卒業してしまう場合が多い。そしてこのような東大生は、またIBMのような力を十分に発揮できない大企業に入ってしまう。

 もったいないことだ。 

東大というブランドとそのブランドのもとで作られた組織は、東大生を安心させる。だから、なにも考えずにただ東大にいるだけの学生が多く出てくる。東大生にはパワーがある、しかし、安心している東大生たちは、そのパワーを使おうとしない。なぜなら、東大という組織、そしてその組織から卒業した後の日本社会という組織は、東大生がいつでも安心できるような仕組みを作っている。東大生を東大生だからという理由で受け入れ、それほど力を発揮しなくても満足できるくらいの給料を東大生にくれる。そして東大生も安心して、自分の本当の力を殺して、小さいな仕事をする。

 実はほかの有名大学も同じ。責任を大学側や学歴社会だけに帰着してはいけない。

 日本の企業にも問題がある。そしてむしろ主な責任は実は企業側にあると思う。特にいわゆる大企業に。

 日本の企業とアメリカの企業の違いと言えば、一番挙げたいのは教育である。これは周知の事実だと思う。日本企業は新入社員を同じように教育し、理想の新入社員を作る。そして、その理想像に従って、新入社員に仕事を振る。これは、すでにできあがったシステムである。そうすれば、どんなに個性的、能力のある社員でも、最初はほかの新入社員と同じ教育を受けさせられる。そして同じように見られ、同じくらいしか期待されない。同じ仕事しかやらせてくれない。たとえ本当に能力があるとしても、このすでにできあがってしまったシステムを無視して、大きな仕事を任せることをしない。このシステムでは、個個人の能力を見ていない。どんな人が入ってきても、社内教育をちゃんと受けるくらいの学力があれば、問題ないわけだ。

 アメリカの企業は、社員向けの教育の参加は個人の自由である。企業側が要求する能力があれば、参加しなくてもいい。むしろ最初から能力のある人を即戦力として入れたい。企業が見ているのは個人の能力、能力があると認められた人には、たとえ若くても、大きな仕事を任される。

 両方の企業とも大学名をそんなに意識しない。ただ、その意味は違う。アメリカ企業は、どこの大学からでたか関係なく、その人の能力を見て判断するから、出身大学はそれほど重要ではない。しかし、日本企業は、どこの大学を出ても、入社したら教育し直すから、社内教育を受けられるくらいの学力があればいい。それ以上は期待しないし、必要ない。

 ではどうせい期待していなかったら、なぜ日本の大企業は東大などの有名大学の学生を取りたいのか?これも明白なことで、有名大学の学生たちは不安定の高い給料よりも安定を求め大企業を希望する場合が多い。企業側としては、よりよく社員教育を受けられる学生を取りたいから、自然に「勉強のプロ」である有名大学の学生を取ることになる。このように両方と望んでいることだから、自然に成立する。

 結局日本の大企業いい学生をたくさん集めるが、能力にふさわしい仕事を与えない。学生も自分の本当の能力を犠牲にして、安定した生活を選ぶ。

 社会にとっては、これは人材の無駄遣いであろう。

2004年9月5日日曜日

IBMでのインターンシップ

今日はインターンの報告をちょっと書く。今は日本IBMでインターンしてる。全部四週間で、明日からは最後の一週間の始まりだ。

インターンではあるが、名前がIBMビジネスカレッジという日経新聞社とIBMが共催するスクールみたいなものだ。最初の一週間はファンダメンタルセッションという名の研修で、その後の三週間はプラクティカルセッションといういわゆる普通の仕事体験だ。

セッションは毎日テーマがあって、全員の54人の参加者を8チームに分けて、用意されたプログラムにしたがって色々そのテーマについて考えて、発表資料を手書きで作成、それを発表する。テーマは「自分の強みと弱み」など個人について考えるものと「チームの戦略を練る」のようなチームとして考えるものがあって、全体的にはちょっとコーチング的な要素入りのビジネスマン養成の基礎講座の感じだった。そしてもう一つ重要な特徴としては、当たり前ではあるが、インターン生の54人をIBM色に染めるような内容だった。

 こういう系のインターンをままごとインターンと呼んでいる人がいる。それも確かにそうで、あまりこういうものが実践でとても役立つとは思えない。ただ心構えができるくらいの効果は恐らくあると思う。でもどっちにしても、集まった54人の実力を考えると、ちょっとままごとと言っても良かったかも。みんなももっと本気でやれるくらいのレベルのものを期待していたのではないかな?



研修のファンダメンタルセッションと体験のプラクティカルセッション以外にに、もう一つ内容として、一日一時間使って、54全員で何か形のあるものを作り上げるプロジェクトがあった。これもまたおもしろい話で、54人という膨大な組織を一つのプロジェクトチームにして、仕事をすることが、まずコミュニケーションの面と意志統一の面からしてほぼ無理の話で、さらに要求として「みんなの意見を尊重して、一人の脱落者なく」を付け加えると、とても難しいことになってしまう。セッションでやっていることとこのプロジェクトの差が、まじめに考えると、ちょっと大きすぎたかも。実際に始めてみて、その大変さが現れてきた。プロジェクトマネージャーはみんなの意見をまとめようとするが、結局意見がまとまらなく、時間だけがすぎてしまう。それもそのはず、あまりにもみんなの意見を聞こうとしたから、みんな自由に意見をいい、結論を出すのがますます難しくなっていく。

 みんなの意見を聞くべきではないと思わないが、こういうとき、原案をまず作って、それについてみんなが議論した方が仕事の進め方としていい気がする。最初のアイディアはみんなにブレストで出してもらうが、そのあとそれをまとめて、絞って、みんなの意見に従って一つを選んで原案を作ることはみんなの話し合いでやるべきではないと思う。だれかがやって、具体案としてそれをみんな提示して、意見を求めるべきだと思う。今回は実際にすべての部分をみんなで決めようとしたから、なかなか進まなかった。

 みんな意見を尊重することは、みんなの意見を最終的な結論の盛り込むことではない。一つのものを作ることが目標である以上、みんなそれぞれの違う視点と考えを取捨選択しなければならない。

 問題はたくさんあるけど、今回のプロジェクトは割とうまくいっている。それは実際に取ったやり方は途中から現実的なものになったからだ。みんなが自由に全体の場で意見をいうのではなく、まずグループに分けて、その中で意見をいい、そしてグループの意見を一つまとめて、代表としてグループのリーダーがそれをみんなに発表する。そして各グループの意見をまた取捨選択して、全体として一つの結論を出す。みんなの意見を全部盛り込むという幻想を捨てて、意見を出し合って支持が得られる意見を選ぶというとても現実的で効率のいいやり方を取ったから、最終的にうまくいった。いい考えを持っても、それを主張によってみんなを納得させなければならない。主張が最終的に全体の案として採用されなければ、主張の意味がなくなる。甘く考えてならないのはビジネスの世界だから、このやり方はその意味で最適かもしれない。

時間がなくほとんどミーティングなどに参加していない僕から見て、本当にリーダーをはじめとしてみんなよく頑張っている。やはりIBCに集まったメンバーたちはみんなすごい。そしてまたかもIBCはこんなすばらしいインターン生にもっと価値のあるものを提供すべきだと思う。

2004年8月5日木曜日

IBM最終面談

昨日はIBMのインターンの最終面談だった。最終面接というものだけど、もうすでに決まったはずだと読んでいた。そしてその読みがあたっていたことが後で分かった。

面談の場所はこれからインターンをやる箱崎事業所だった。茅場町駅から降りて、ちょっと歩いたらIBMのでかいビルが見えた。

二三十階もあるビルの一番上に「IBM」のマークがあったやっぱ「大組織」だなぁと思った。そして実際にビルの下まで来ると、なんか違和感を感じた。「もしかして俺は大組織には合わない?」と一瞬思った。その違和感を抱えたままビルに入り、受付に行った。名前と用件を言ったら、受付の人が「知らないよ」のような顔をして予約リストを僕に見せて、「この中にありますか」と聞かれた。「ないです。」「じゃ招待状がありますか?」「ないです。」この時点でちょっとヤバイと思った。次は担当者の名前聞かれるだろう。それははっきりと覚えてない。受付行けば大丈夫だと思っていた。そしてIBMの一事業所はこんなにもでかい規模だとも思わなかった。そしてやっぱ聞かれた、「担当者の名前は?」「すみません、はっきりと覚えていないです、**のような名前ですが、確かではないです」「ちょっと調べますので、おかけになってお待ちください」といわれた。座って待つ。そのまま20分経っても「この名前の人がいないですけど」と言われる。僕の言った名前も確かじゃないから見つからないのも分かるし、自分のせいで受付の人に迷惑を掛けたのも申し訳なく思うけど、何でインターンに関する情報は20分調べても出てこないのかと心の中で疑問を持った。そして勝手に「大企業」という言葉にその答えを収束させた。ちょっとした思い込みかもしれないけど。

このとき担当の方が受付に来た。助かった。それでやっと入管手続きが済ませた。

面談はその担当者との一対一だった。自己紹介を先にしてくれた。やっぱ僕の覚えたいた名前は間違っていた。経歴を簡単に聞かせてもらった。技術者から今管理者になった方だ。今は部下13人の部署の担当だ。その部署はやはり技術サポートの部署だ。その仕事内容(僕のインターンの内容でもあるけど)は簡単に言うとjavaのパッケージを作って、お客さんや他の部門に使ってもらうことだ。バリバリの技術系で、バリバリプログラムを書くらしい。

そして僕の自己紹介だった。やっぱ学科とコースにすごく興味を持って、聞いてきた。その説明をひたすらしたら、「技術系の仕事と経営系の仕事どっちをよりしたいと思いますか?」と聞かれた。そうすると、「もしIBMに入ったら、技術系の人間として入ったとすれば、経営みたいな仕事をするまでは10年から15年くらいかかります」といってくれた。なるほど、技術者が管理者になるまでこんなにかかるのだ、待ってられないなぁと思った。そして話はそのまま、「もし最初からマーケティングとは経営っぽいの仕事からはじめるとしたら、それはそれでずっと経営系の仕事をして、技術には触れないですね。後技術系で入ってその後マーケティングとかの方に行くのも出来ます。」

「やっぱだめだ、こんな大組織はちょっと僕の考えとは合わないんだ、少なくともここは」とついに思ってしまった。逆にこの時点でインターンに対してすごく興味わいてきた。自分に合わないかもしれない大組織で、自分の第一志望ではないjavaプログラムを書く仕事をする。これはこれから自分のしないかもしれない仕事を体験することになるから、「貴重」ともいえる経験になりそうだ。



ちなみに今日メールが来た。予想通りの合格だった。

2004年7月29日木曜日

大使館に行ってきた

今朝中国大使館領事部に行って来た。パスポートの期限がそろそろ切れるので、その延期の手続きをしにいった。

中国の政府機関の窓口サービスには昔、職員の態度が悪い、処理スピードが遅いという評判が国内にあった。この点と在日中国人の絶対数が多いから、大使館に色々な手続きをしにいく人がたくさんいるだろうとの予想で、おそらく時間かかるだろうと思っていた。そのため、サービス開始20分前の8時40分に大使館領事部に着いた。



やっぱ予想通り短くない列がすでに出来ていた。意外と日本人と他の国の外国人がたくさんいた。並んでいる間にも続々と人が来て、9時直前になるともうすでに長蛇な列になっていた。

��時になって、列がかなりのスピードで建物の中に入っていく、ちょっと以外だった。実際に入ったら、入り口で分かりやすく各階の手続き内容の案内があった、しかも中国人向けの内容は中国語で、中国人以外向けのは日本語と英語で書いてあった。

指示通り三階に上がる。最初目に入ったのはテレビで流している建国50周年の天安門広場での記念軍事パレードの映像だ。かなり愛国心が上がってきた。しかし同時に、この映像は日本人や他の外国人の目にはどう映っているだろうと気になった。周りを見ると、そのテレビを見ている人がほとんどいなかった。気づいてないのか、それともリアクションに困るから見てないのか?

申請書を取ってを記入する。入国管理局の複雑なものに対して、やっぱ自国の大使館の申請書はシンプル。書いて窓口へ。全部三つあった。もちろん列は三つ。面白いのは、窓口は国籍別で分けていなく、三つともその階でやる全サービスを受け付ける。三人の職員とも中国語、日本語、英語を自由に使いこなしているようだ。「格好いいなぁ」と思った。さらに驚いたのはその処理スピードの速さだ。書類がそろえた人の場合は書類を確認して、受付書を渡して終わり。そろってない人の場合は足りないものを教えて終わり。列がどんどん前に進む。僕は書類全部そろえたから、1分くらいで手続き終わった。

建物から出たのは9時7分だった。相当すばらしい効率だと感心した。さすが日本にある大使館だから、サービスも日本並みにいい。国内の窓口サービスもこんなに良くなったら全国でどれだけ生産性がアップするだろう。いいものをどんどん吸収すべきだ。今までは民間がその努力をしてきたから、今度は政府機関もすべきだ。早くサービス型政府に移行してほしい。

インターンオリエンテーション

昨日(毎回Blogつけるのが当日に間に合わないけど)(株)ディスコのインターンのオリエンテーションだった。朝十時から午後五時までのハードなカリキュラムだった。午前中は会社説明と役員の講演で、午後はインターンの全体的な説明と見学と部門担当者との打ち合わせだった。



最初は人事部の社員さんが会社について簡単に紹介してくれた。驚いたのは半導体の加工機械のマーケットの世界シェアの70から80パーセントをディスコが取っていることだ。しかも半導体の大規模生産をする企業はほとんどディスコの顧客だ。つまりわれわれが使っている電気製品にある半導体のチップの70から80パーセント、あるいはそれ以上はディスコの機械で加工されたものだ。にもかかわらずディスコについて知っている人がとても少ない。やはりBtoBのビジネスをやっている企業はなかなか世間一般に知られにくいようだ。

役員講演は面接のときの面接官の人だった。後でその人は常務取締役PRカンパニープレジデント(会社のNo.4)であることが分かった。役員にして結構若い人だった(40代?)。まず機械メーカーであるディスコのKiru,Kezuru,Migakuの技術を紹介してくれて、その後会社の価値観について話してくれた。内容からして結構いい講演だったけど、長すぎてて(1時間半)、プラス僕の前の夜の寝不足で、寝てしまいそうなときが何回もあった。しかも一列目に座っていたから、かなり悪いイメージを与えてしまっただろう。

午後書類を書いて、そして実際に機械で半導体の(学科の友達がこの前割ってしまったのと同じ)ウェハーをKezuruとKiruの様子を見学させてくれた。といっても学校のプロジェクトのように、機械が実際に加工している様子は見えなかった。イメージだけつかめた。現場で説明してくれる技術者の一人が中国人だった。(僕自身も人事のようにはいえないけど、)その人の日本語は結構典型的な中国人訛りの日本語だった。そのまじめで一生懸命な感じに結構親しさを感じた。周りのインターン生にかなり技術に詳しい人が何人かいて、割と専門性のある技術的な質問をした。まったく分からない内容ではなかったけど、自分はやっぱり文系寄りだなぁと実感した瞬間だった。

見学の後は部門の責任者との打ち合わせだった。打ち合わせの場所は社屋7階にある社員さん用のカフェテリアだった。窓ガラス越しで羽田空港の滑走路が見えていた。担当者は今の大学生のことについてほとんど分からない方だった。でもやさしくて僕たちのために色々考えてくれる人だった。ちなみに希望により配属された部署は海外技術サポート部だった。同じ部署には後女の子一人が配属された。実際に仕事場を見に行ったら中国人の社員さんが結構いた。雰囲気的には外国人も働きやすい会社なようだ。まあ、実際に働いてみないと本当にそうなのかどうかは分からないけど。

全部終わったのは午後五時だった。

2004年7月27日火曜日

インターンシップおよび夏休み

昨日で夏休みのインターンの日程はほとんど決まった。一応以下の通り:

8月9日(月)から13日(金)まで 株式会社ディスコ

8月16日(月)から9月11日(土)まで IBMビジネスファンダメンタル講座

9月13日(月)から29日(水)まで 株式会社ビービット

夏休みはほとんどインターンで埋まられてしまった。ちなみにこれからの二週間は毎日バイト(家庭教師)もあって、僕がCIOをやってる学生団体VIPSの仕事もあって、この夏は大学に行くより忙しくなるのは確実なようだ。



インターンに対しては、すごく積極的だった。でも別に必死にインターンをしたかったわけでもない。夏休みも余暇のあるのがほしかった。もともとインターンより、インターンの面接を受けてみたいのが本当の思いだった。今まで立ったことのない戦場に立ってみたかった。そしてその戦場で燃えてみたかった。今になって、勝ち負けの結果を見てみると、燃えた戦闘は全部勝ったわけでもなかった、燃えてなかったのも全部負けたわけじゃなかった。すべての戦闘は同じ判断基準で判定を下しているのではないとわかった。そして、自分は、少なくとも今の自分はどんなのに向いているのはちょっとわかったような気がした。PSIに入ってから、本当は負けた戦闘の判断基準で勝てるような人間になりたかった。でもそれはまだまだ達成できていない目標だとはっきりと分かった。これでこれから今まで以上に頑張れる元気が心から沸いてきた。

まずこの夏頑張ろう。21年間生きていて、経験したことのない夏になるに違いないから、これこそ成長の絶好なチャンスだ。二ヶ月後もう一回自分をしっかりと見つめれば、もう一回り成長できただろう。

これを読んでくれている人がもしいれば、よかったら応援してください。

2004年7月3日土曜日

久々に書くBLOG

クラスメートの中Blogつけてる人が結構いる。毎日みんなのBlogを見てて結構楽しい。勉強になる内容もたくさんある。またそのたび自分のBlogは更新しなきゃと思う。最初から日記としてつけるつもりはなかったけど、でもそれにしても更新は確かに遅すぎる。書くことないことはないから、これからちょっと更新のペースを上げよう。

結構忙しくなっている。毎日何をやるかは大体前から決まってしまっている。勉強、バイト、サークル、インターンの準備、後結構色々な集まりにも出るようにしてる。自分にしては結構いろいろやってるけど、クラスメートを見たらみんなこれくらいやってる。やっぱみんな活動的ですごいね。とかいったら「もっとすごい人がたくさんいるよ」って言われるだろう。

「すごい」「だめ」って具体的にはどんなもんだろう?みんな頑張ってるから「すごい」も「だめ」もないだろうと思うが。やっぱ評価しようとするとアウトプットを見るよね。それはそれで一つの合理性のある評価の基準だから別に問題ないけど、でもやっぱ前のアウトプットとインプットを見ないと本当は分からないと思う。社会一般的な評価の仕方としてこれの実現は難しいけど、少なくとも自分を評価するとき素直にこういう風にダイナミック的に自分を見るべきだ。あまり人を意識しすぎると、自分を誤評価しかねないでしょう。

2004年6月19日土曜日

写し

クラスメートに聞かれたことについて書きます。

僕は金曜日の授業で先生の授業を無視してレポートを写していました。それで「中国ではレポートや試験を写すのが別に悪いと思わない」ってことが本当かどうかと聞かれました。答えとしては「もちろんそれはみんな悪いと思っている」となるけど、そうやってる人が(僕を含めて)たくさんいることは否めません。その原因を考えると、僕の理解としては、人口の多さ+実力社会がメインの原因だと思います。



人口が多い中国では、ほぼすべての競争は高い倍率で行われている。有名大学の入試の倍率が30とか40になってることを知ってる人も多いだろうと思います。その上に、実力社会がために、勝ち残るのには本当の実力が必要なのです。実力で戦って勝ち残りたい人は必死に頑張っています。勝つ人がいれば、負ける人もいる。儒教的な考え方の影響が原因で、人間関係の間に、特に集団の中では上下関係が存在する(これに関しては日本のほうがもっとはっきりしているが)、それは中国では階級的な考え方として文化の中に存在します。負けた人は、今にいる階級に残れず、下の階級に落ちていく可能性があります。負けてもその階級から淘汰されず、何とかみんなと一緒に生き残るために、何らかの実力の証明が必要となってきます。その証明が出来るくらいの実力がある人は、負けても自力で生き残れるが、その実力さえない人は、人の力を借りるしかなくなります。幸か不幸か、このような危機的な場面に陥ってしまった人を助ける人が大体います。それは助ければ、仲間を失うことなく今まで通りの現状維持が出来るからです。

これは古くから中国文化にあるものではありますが、「写し」はそれの現代社会での反映だと僕が思います。負けても淘汰されずにすむなら、みんなはこんなことをやらないでしょう。

と、深く原因を探求してみたけれども、僕が金曜日にやったことの理由は単純です。前の授業で一回やった内容とまったく同じ内容をもう一回先生がやってましたから、その時間を数学のレポートにまわすことにしました。解き方は理解していたけど、一問一問をやる時間がなかったため、写しました。レポートの点数自体あまり意味を持たないから、悪いこともないと思いますが。

以上全篇をただの言い訳として読み取っている人ももしかしているかもしれないが、不本意だけど、人それぞれの理解なので、特にそれについて言うことはありません。読んでくれた人の中国に対する理解がすこしでも深くなったら、うれしいです。最後にこれだけを書くきっかけを作ってくれた博多君に感謝します。

2004年6月7日月曜日

中国人の環境意識

昨日、参加している学生団体VIPSの勉強会があって、僕を中心として、企業の中国進出の話をしていた。みんなが僕の話をきてくれて、とても嬉しかった。帰り道で、参加者の一人と一緒だったので、いろいろ話をしていた。その方は卒業したら中国の砂漠化防止の仕事をしようと思って、今その勉強をしているとおっしゃっていた。正直ちょっと驚いた。そして感心した。

 今中国の環境は発展に伴ってはやいスピードで悪化している。政府は政策、資金の面でいろいろ環境の改善のために努力しているが、その効果は今一といわざるを得ない。今の中国の砂漠化は年間16万ヘクタールのスピードで進んでいて、砂漠、ゴビ、砂漠化土地の面積は全国土の15.5%にもなっているといわれている。これだけ環境が悪化しているにもかかわらず、国民の環境保護の意識はまだまだ低い。毎年砂嵐で苦しんでいるにもかかわらず、みんな水の無駄使いを平気でしている。

 外国の資金が中国の環境問題に投入される効果は物理的な効果だけではない、外国企業や団体が中国の環境問題に取り組むことによって、中国国民の環境に対する意識もかなりかわってくると思う。去年テレビで、中国の環境問題に取り組んでいるアメリカの会社の報道にかなりの反響があった。このようの企業がたくさん中国に進出することを期待している。

2004年6月5日土曜日

国会

日本の国会での野党の抵抗戦術がすごいと前から聞いたんだけど、昨日初めてテレビで見させてもらいました。驚いた。 まず野党の頑張りに驚いた。法案成立を阻止するためにこれまでやるとは思わなかった。でももうすぐの参院選を考えれば、納得もした。今は民主党にとって一番大変な時期だから、これくらいやらないと参院選は惨敗するだろう。これくらいやってもそれほどの効果があると思わないけれども。 その次驚いたのは国会でこんな無意味なことが行われていることだった。自民党のある政治家が言ったように、「もう時代に合わないのではないか。」こんなことでいくら頑張っても、本気でやってるとは思えない。日本の国会は前から効率が悪いと思ったが、今はますますそう感じている。こんなことをやる時間があったら、国民が納得する案を作ったらどうだろう?結局そう頑張るのは自分たちの方もいい案を持っていないからでしょう。 しかもその努力もむなしく、法案は成立した。頑張ったことに意味がある、と野党側が言うだろうけど、ほかのもっと意味のあることをやって方がいい気がする。 そして誰かこんな国会を変えたらどうだろう。

初Blog

大学の先生だった方の影響を受けて、Blogをはじめました。いまいちBlogについては分からない部分が多いけど、やりながら勉強していこうと思います。

思想のコミュニケーションの手段としてBlogを活用したいと思ってます。