2004年11月30日火曜日

ODA中止

対中ODAの中止がほぼ決まったようだ。どうやら原因は中日首脳会談もうまく行かなかったからだ。

日本はこれでまだ対中外交カードを一枚なくしたね。



この件は一見日本勝ちのようのだが、実際は中国に一枚カードを取られたとしか言いようがない。これからはもうODAを対中外交のカードとして使えないし、逆に中国は内外から評価されることになる。実際にこの件の公表も中国のほうが先だった。

額が小さくないのは確かだけど、今の中国はこれくらいの額を調達することがそう難しくない。むしろいつとめられてもいいようにすでに準備が出来ている。

外交では今の日本のやり方では中国には勝てない(とはうまく行かないと言ったほうがいいかもね)。なにより、中日関係の最大のファクターアメリカは中国側についているからだ。アメリカにとって、日本は追随者に過ぎないが、中国は戦略的パートナーだ。日米関係に何かがあったら、アメリカより日本のほうがより大きいダメージを受けるのだ。対して中米関係のほうはアメリカは中国を失いたくない状況にある。

小泉さんにはもっと頑張ってもらいたい。

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