2007年1月27日土曜日

給食費の不払いにはやはり法的措置が必要

 前このブログでも書いたことがあるが、給食費の不払い者にはなぜ法的措置を取らないかと不思議だった。


 今日こんなニュースがあった。


 やはり法的措置はきわめて効果的だ。そもそも払えるけど払わない親たちは、払わなくても何も罰されないと思っているからだ。そして実際、本当に何も罰されないのは、学校や教育委員会が「遠慮」や「衝突回避」的な行動をするからだ。


 そもそも教育問題で学校と親の間にある多くの問題はこの「衝突回避」が理由だから。いじめにもそういう側面がある。


 いじめを問題にして、解決しようとすれば、必ず一部の親、場合によってはほとんどの親と衝突することになる。学校はその衝突をなるべく回避しようとするから、結果的にはいじめを無視し、なかったことにしている。


 日本人の「衝突回避」的な国民性は賞賛されるべきものだと思っている。この国民性は、日本人の謙虚で、争いを好まない性格として現れている。


 しかし、この国民性こそ、解決される問題が放置される原因にもなってしまっている。そして、改革を進ませない足かせにもなっているのでは。



2007年1月26日金曜日

リーダーになってみて

 リーダーになるにはそれなりの条件と機会が必要。個人の意志で決まるようなことはなかなかない。でも自発的にチームが出来上がる場合は、自薦でリーダーが決まる場合も多い。こういう時は積極的にリーダーになるべきだ。


 どんな小さいチームでも必ず何かのために出来上がったもので、ほとんどはある課題に取り込む目的のものだろう。このような目標のあるチームであれば、リーダーはメンバーと違う働きをする必要がある。


 それはリーダーが目標達成のために、方針を決め、それまでの道筋を示す義務があるからだ。この仕事自体はリーダーでもメンバーでもやるべきものだが、リーダーは他のメンバーが誰もやりたがらなくてもそれをやらなければならない。この義務の差によって、リーダーに要求される能力と思考パターンはメンバーと違ってくる。


 代表的な違いは全体像の俯瞰だろう。リーダーならこれを意識せざるを得ない。


 また、スケジュールやメンバーの役割分担や、仕事のスコープとその評価基準、合格ラインの設定などなど、リーダーならではのポイントは多くある。


 これらの考え方や能力は実践してみないと身につかない。そして一度や二度で簡単に身に付くものでもない。数少ないリーダーになるチャンスを逃さずに、積極的に自分を鍛錬すべきだろう。



2007年1月25日木曜日

これ、支払いをしなかったけど

 昨日ちょっと帰宅が遅くて、帰る直前に家のすぐ近くのコンビに寄った。


 次の日の朝飯となるパンと野菜ジュースを持って、レジへ。今日はいつも夜にいるダメダメバイト君だった。


 ダメダメバイト君という言い方はちょっとかわいそうだから、もうちょっと彼を良く表現すると、、、うん、ダメダメバイト君だ。これが一番いい表現。


 このコンビニをよく利用するので、彼が見習いのときから知っている。いつも猫背で、動きがやたら早い。だけど、その動きはシュッ、ピタっ、シュっ、ピタっという時にオタクの方がするようなものだ。もちろん曲がるときは直角に近い。商品の事を聞いてもどの棚においてあるかはわからない。


 そしてレジのときはいつも商品を先につめればいいのか、金を先に受ける取るのかで迷い、さらにどのサイズのビニール袋を使うかで迷い、しまいにほとんどの場合はマニュアルに書いてある決まり文句の「××円からお預かりします」「××円になります」「ありがとうございました、またご利用ください」のどれかで噛む。


 昨日のレジもそんなダメダメバイト君だった。彼はもうすでに見習いを卒業して、ちゃんとしたバイトとして働いている。レジも覚えたようだ。


 しかし、ことはいつもと違ってちょっとだけ複雑だった。僕が貯めたポイントを景品に交換しようと思って、そのポイントを貼った紙を取り出して、彼に渡した。彼はちょうど商品を袋に入れたところで、その紙を見て、引換書と商品を一緒に渡してくれて、説明を始めた。その趣旨は、いまは景品はもらえなくて、引き換えの時期になったらこの引換書を持ってきてくださいとのこと。だけど、バイト君はそれをうまく説明できなくて、噛み噛みだった。


 しばらく聞いて、彼の説明したいことがわかって、僕は、「わかりました。ありがとう」って言って、商品を持ってコンビニを出た。


 支払いをせずに。


 お互いに忘れてた。


 家についてから気づいた。そのまま袋を持ってコンビニ戻った。ダメダメバイト君はちょうどいなかった。レジの店員さんに、「これ、支払いをしていなかった」といって、レジをやってもらったけど、店員さんはちょっと状況をよく理解できていなかった。


 でもこれでよかったかも。説明するとダメダメバイト君がまた怒られるだろう。



2007年1月24日水曜日

ギリギリまではやらない

 今までの自分自身と周りの経験から言えることなんだが、ギリギリまでやってうまくいくことがあまりない。


 僕の場合基本的にはレポートやプレゼンのことだが、ギリギリまで準備をして、そのまま提出したり発表したりすると、余裕がないために全体像が見えなかったり、細かいところの修正が甘かったり、言いたかったことを忘れたりする。


 試験の場合もそう。徹夜してぎりぎりまで勉強をしても、結局寝不足でケアレスミスをしたりして逆に点数が低かったりする。


 だからやはりぎりぎりまでやってはいいことがあまりない。


 それではどうすればいいか。


 前もってやればいいといえばことは簡単だが、大体の場合はそうは行かない。もちろん出来るときは前もってやるように努めなければならないが。それは理想論に近い部分が大きい。


 時間が足りないなかでやるには、諦めることが必要。要はどうせ時間が足りないならちゃんとできる部分だけを満足するようにやればいい。簡単な話だが、大体出来ない。


 だけどよく自分のレポートや発表資料を見ると、趣旨と関係ない内容や、必要以上の説明が結構あったりする。


 字数合わせのためならしょうがないが、そうじゃないならこれらは質を下げる要素になる。


 きっぱりそれをきれば、時間の節約も出来、質も上がる。


 つまり、本質だけをちゃんとつかんでおけば、レポートでも発表でも試験でも短時間で望むような結果を出せる。


 ぎりぎりまでやるのは、自己満足に過ぎない。



2007年1月23日火曜日

理念だけではなく 具体策を





 経営も受験勉強も政治も皆共通しているのは理念と方策の両方とも必要不可欠なものだということだ。

 そしてこの三つに共通するのは、理念を語っている人が多く、具体策を語る人間が少ないことである。

 経営の場合は、理念だけを掲げて、具体策を全部部下にやらせる上司がいる。

 受験勉強なら励ましが非常にうまく出来るが、知識を教え、理解させ、定着させることなら自信がない先生もいる。

 政治なら、野党は特にそうだが、理想論や理念や反論ばっかり語っていて、何の具体策も出さない政治家が多くいる。

 別にこれら理念だけを語る人が悪いとは言わない。その存在も非常に重要である。

 理念だけの上司は組織が間違えた方向に流れていかないように理念に沿って修正ができ、具体策を任せることで部下を育てることも出来る。

 励ましのうまい先生が受験生の精神を安定させ、自信をつけ、潜んでいる力を引き出せることも出来る。

 理想論や反論を言う野党がないと、近視眼的な政策が打ち出されるかもしれないし、与党も暴走しかねない。

 だけどこれらはあくまでも理念であり、端的に言うと口だけである。必要条件ではあるが、十分条件ではない。

 結局利益を上げるのも、点数を取るのも、国を治めるのも具体策である。もちろんこれも十分条件ではないが、いまの問題はこれをやる人が少なすぎるとのことである。

 具体策を作り出せるための教育も必要のではないでしょうか。


2007年1月22日月曜日

そのまんま東受かる 後輩落ちる

 そのまんま東が知事選で勝利した。

 ちょっと期待していたけど、当選するとは思わなかった。誰もがそうだろうが。

 やはりいままでどんな過去があったかよりも、それを改めようとどれだけ努力してきて、これからはどれだけのことができるのかが重要だ。

 その努力とこれから出すであろう結果を評価して宮崎県民が投票したとはいえないかもしれないが、その努力は大半の人は認めるだろう。認められるほど努力をしてきていれば、あとはチャンスを待つのみだ。

 今回は東さんにチャンスが来た。

 同じ日のセンター試験では後輩がいい結果を出せなかった。チャンスの問題ではなく、努力の問題だ。

 周りのほとんどの人に努力したと認めてもらえなかったら、結果は失敗しかない。チャンスが来るはずがない。

 他人にその努力を見せなくても良いが、それならせめて自分が認めるくらいの努力をしないといけない。

 失敗した場合は大体努力の不足に対して心当たりがある。客観的に見てみればわかることだ。

 勝負事の一番の必勝策は日ごろの点々滴々だ。これに尽きる。

2007年1月21日日曜日

レバレッジ・リーディング 本田直之


 いろんなところでで紹介されていた本だから買って読んでみた。一時間くらいで読めたわかりやすい本だった。


 この本で作者が一番言いたいことは、読書は投資と同じで、しかも1を投入したら100が確実に帰ってくる非常にいい投資である。だから戦略的に本を選び、実行すべきである。ちなみに1が100となることがレバレッジというとのこと。


 また、多読して、そして読んだ内容を自分のものにしてから初めてそれがリターンとして戻ってくる。


 本の内容はその理由とその実行方法なのだ。本の選び方や、読み方などを書いていて、しかも速読のような技術の要ることではなく、誰でも出来ることを書いてある。


 実際にも誰でも実行できることがかなり多く、実用的な本だと思う。


 ただ、自己流の読書法を持っている人にとっては、すでに実行していたり、あるいは自分のやり方とは違う方法だったする。


 いずれにしろ、作者の読書に対するユニークの考え方は一読する価値がある。