2004年6月7日月曜日

中国人の環境意識

昨日、参加している学生団体VIPSの勉強会があって、僕を中心として、企業の中国進出の話をしていた。みんなが僕の話をきてくれて、とても嬉しかった。帰り道で、参加者の一人と一緒だったので、いろいろ話をしていた。その方は卒業したら中国の砂漠化防止の仕事をしようと思って、今その勉強をしているとおっしゃっていた。正直ちょっと驚いた。そして感心した。

 今中国の環境は発展に伴ってはやいスピードで悪化している。政府は政策、資金の面でいろいろ環境の改善のために努力しているが、その効果は今一といわざるを得ない。今の中国の砂漠化は年間16万ヘクタールのスピードで進んでいて、砂漠、ゴビ、砂漠化土地の面積は全国土の15.5%にもなっているといわれている。これだけ環境が悪化しているにもかかわらず、国民の環境保護の意識はまだまだ低い。毎年砂嵐で苦しんでいるにもかかわらず、みんな水の無駄使いを平気でしている。

 外国の資金が中国の環境問題に投入される効果は物理的な効果だけではない、外国企業や団体が中国の環境問題に取り組むことによって、中国国民の環境に対する意識もかなりかわってくると思う。去年テレビで、中国の環境問題に取り組んでいるアメリカの会社の報道にかなりの反響があった。このようの企業がたくさん中国に進出することを期待している。