今日から国公立大学の入試が始まった。今日は中国の大学生のネタだ。
大学生といってもかなり特殊な大学生だ。去年の大学入試で10歳で合格した張君の大学生活についての記事が新華社のウェブサイトにあったので、その写真を転用して紹介する。
張炘煬くん。遼寧省出身。去年の全国大学統一試験で天津工程師範学院に合格し、中国の最年少の大学生となった。メディアに取り上げられ、いわゆる天才教育についての議論をも引き起こした。
写真は大学の授業での様子と学食でご飯を買うときの様子だ。普通の大学生活を送っているという。
張君については、能力を十分伸ばしたすばらしい教育の結果だと評価する人もいるし、子供の楽しい時代を奪ってしまった教育だと批判する人もいる。
テレビで見ている限り、彼は好きで勉強をし、自分から進んで今までの親の教育計画を実行してきたから、別に批判することも何も無いと思う。本人はこれで楽しんでいるから。
韓国にも同じような天才少年大学生がいる。国民からの大きな期待を背負っている。これに対して、中国人が張君に対する態度は間逆とも言える。
彼には「期待」という形のプレッシャーも無いし、彼の勉強生活に過大な関心を寄せることも無い。彼は一大学生として普通の大学生活を楽しんでいる。
忘れてあげることが多くのとき、最大のやさしさだと思う。