2006年12月18日月曜日

給食費を払わない人には法的措置をとるべき

 いまとくダネで給食費を払えるが払わない悪質な親への徴収の密着レポートを放送している。


 市教育委員会の職員が滞納している家族を一軒一軒訪問して徴収している。東京府中市なので、滞納家族の多くは高級マンションに住んでいる。


 もちろん結果は予想できるもので、ほとんどの徴収は失敗に終わる。


 しかし不思議に思うのは、なぜ徴収に警察を同行させないのか?


 法律違反である以上、法的措置をとってもおかしくないし、警察が催促に同行すればそれなりの威嚇力もあるはずだ。


 職員たちの苦労も理解できないわけでもないが、これじゃただ徴収する気がないようにも見える。


 多くの親が給食費が支払われないと、支払っている子供の給食の質まで落ちてしまうなら、これは大きな問題として捉えるべきだ。


 しかし、どの教育委員会も法的措置をとったり、払わない子供に給食を食べさせなかったりしない。


 支払わない親は圧倒的に悪いが、徴収できない教育委員会と自治体も同じくらい悪い。



2006年12月17日日曜日

mixi笠原社長東大講演内容3

l         心がけていること


Ø         使う人が増えれば増えるほど価値が上がるサービス(ネットワーク外部性)を手掛ける


Ø         座右の銘「すべてのことは自分で決められ、すべてのことは自分に責任がある」


Ø         社内、社外の人達、ユーザーの方たちと高い信頼関係を築く。それがすべてのベース。


l         大学時代を振り返って(もっと勉強すべきだったもの)


Ø         経営全般


Ø         英語


Ø         技術系


l         今後の展望


Ø         「バンテージポイントの達成」:見晴らしのよい場所。そこには最新の情報、優秀な人が自然と集まってくる


Ø         「世界に通じるサービスを提供する」:mixiの世界進出


²        海外のSNSは言語の壁があるため日本に進出できず、mixiが一位になれた


Ø         「世の中を変えるサービスを提供する。新しい価値を創造するのがベンチャーの使命。」:ベル研のような。


 


l         質問応答


l         3年生のときの立ち上げはゼミの仲間とですか?


Ø         一人で立ち上げた。


Ø         当時HPを持っている同級生と相談をした。


l         mixiは小さなインターネットのようなものだが、閉鎖的なものではないか?その閉鎖性がサイトの価値を落としているのでは?


Ø         閉鎖的な空間があってもいいでもないか


Ø         なんでもかんでもグーグルで検索できることは必ずしもいいことだと思うわない


Ø         閉じられた空間だからこそ気軽に利用できるのではないか


Ø         変な人が入ってくることを恐れれば、日記などの公開レベルを友人に限定すればいい


l         mixiユーザーにもネット全体に日記を公開したいと考えている人がいるのでは?


Ø         将来的にはネット全体への公開も考えている


Ø         ユーザーの望んでいることをやっていきたい


l         最初はグリーを使っていたが、04年夏にmixiに入った。mixiには個人情報の流出や犯罪など悪い面もある。笠原さんがもっとも恐れていることは何ですか?


Ø         そうですね、そうですね、そうですね


Ø         具体的なことを述べるのは難しいが。


Ø         分散された世界だから大丈夫だと考えていましたが、拡大をし続けると大変なことになるといわれ続けた。


Ø         自分の周りのネットワークはユーザーが増加してもあま増えてこなかった、結局小さなネットワークが分散して存在している世界


Ø         事件が起きて、特定の人に対するアクセスが集中した場合、そのアクセスを早い段階に察知して、アクセスをブロックすることは今でも行われている


Ø         姓名欄にも公開レベルを設定できるようにしていこうとしている


Ø         このような対応策がすればするほどコミュニケーションがしづらくなるため、そのバランスが重要


l         一番印象的な話はネットワーク外部性。その好循環に乗っけるまでどのような工夫をされたのですか?


Ø         ユーザーからの声を見ながらサービスの改善をどんどんやっていたこと。弾力性の高そうか改善からやっていた。


Ø         FindJobは無料で情報を掲載できることを売りにしていた


l         mixiが最初に狙ったターゲット層はデザイナーだったと聞いたが


Ø         狙ったまではいかなかったが、結果的に最初に利用したのはそういう方だった。


l         要望を聞き、受け止める仕組みはどうなっているのでしょうか?


Ø         現状はユーザーからのメールで要望を集めている


l         いままでFindJobが売り上げのメインだったが、社名変更などもあり、これからはmixiがメインになるのではないかと思うが。ユーザーはあまり営利色を出してほしくないと思う。営利面の戦略は?


Ø         ユーザーの利便性・満足度は収益と連動している。ユーザーの支持がないと広告も打てない


Ø         爆発的なユーザー支持を得るサービスを提供できたらそれを収益源とすればいい


Ø         収益を上げる前にはまずユーザーの満足度をたかめることが必要



l         MySpaceやほかの特定SNSに対してどのような意識を?


Ø         あまり競合だと思っていない


l         個人でSNSを運営しているが、盛り上げるために行われてきたことは何かありますか?


Ø         開始して間もないごろは日記を書いたり、オフ会に出たりしていた


Ø         自分事の世界があるからこそユーザーがmixiが愛着をもてることもあるので、運営側の介入の度合いが適度でなければならない


l         Secondlifeについてどう思うか?


Ø         Secondlifeが非常にいいサービスだと思う


Ø         自分の作ったものを売ることができる。


Ø         オンラインゲームに重点を置いているからあまりライバルにはならない


Ø         Secondlifeとの連携としてのサービスは優先度を考えながらやっていく


l         売り上げの内訳は?


Ø         売り上げ前期FindJob3分の2、mixi3分の1


Ø         今期mixi3分の2、FindJob3分の1


l         ユーザーからの収入と起業からの収入をどのようにしていくのか?


Ø         当面は広告をメインでやっていく


Ø         将来的にはユーザーから課金するサービスを導入する可能性もある


Ø         ヤフーもグーグルも広告収入がメインなので、まだまだ広告面は拡大していけると思っている


l         上場はいつから考えたのか?株価を意識して経営しているのか?M&Aをどんな感じでしているのか?


Ø         mixiをはじめるごろから上場を考えた


Ø         成長、信頼性、広告、知名度のためにも公開がプラスになる


Ø         多少気にしている。毎日チェックしている


Ø         株価が高いとM&Aもしやすくなる


Ø         短期的に急激に上げていくつもりはない、中長期的にあげていきたい


Ø         小粒のところのM&Aをやっている


l         事業売却を考えていないのでしょうか?


Ø         考えているとはいえないから考えていない


 


l         メッセージを


Ø         ありがとうございました。


Ø         全職種募集をしておりますのでぜひよろしくお願いします。


Ø         なにか自分が打ち込めるものを見つけて、全力で取り組むことは楽しくて充実なことなので、是非見つけて取り組んでみてください。


mixi笠原社長東大講演内容2

l         mixi概要


l         mixi開始の経緯


Ø         03年10月ごろ、会社のエンジニアが提案。留学生仲間で米国SNS流行っている


Ø         使ってすぐに次世代のコミュニケーションインフラになる可能性を直感。


Ø         身近な人と気軽にコミュニケーションを取れる。


Ø         人の輪がどんどんつながっていってはじめてコミュニケーションサービスとして成立する


Ø         ティム・クーグル(もとYahoo CEO)の言葉:インターネットにある大きな機会はすべて利用し尽くされた、と誰もが考えてと時に、そもそもルール自体を変えてしまうような企業が登場する。


l         mixiの現在の状況


Ø         660万人突破


Ø         93億PVPCから75億、携帯から18億)


Ø         ヤフーに次ぐ第2位のPV


Ø         1日80~90万件、累計2億7500万件の日記、ほかの大手のブログサービスよりも多い


l         mixi成長の要因


Ø         SNS自体の斬新さ


Ø         コミュニケーション機能を最重視:毎日使い続けてもらうことを意識。コミュニケーションのしやすさ、日々変わるコンテンツ。この点ではGreeなどと違う。Greeは携帯のアドレス帳からの発想で、友人関係の管理という発想だが、mixiは最初からコミュニケーションツールとして立ち上げた。


Ø         CGMの隆盛:CGMConsumer Generated Media)の一般化。双方向性、個人による自由な情報受発信。フラットな情報流通


Ø         ネットワーク外部性:オークションやメッセンジャーと同じで、多くの人が使えば使うほど、自分の周りで使う人が増えるほど、価値が高まるサービス


Ø         ユーザーの方に愛着を持って使っていただいたこと。デザイン、招待制など。


l         mixiの課題と今後


Ø         多様なユーザーニーズ、開発負荷・サポート負荷、既存機能とのバランス感覚が問われる


Ø         上場で資金をえ、認知度の向上が得られた


Ø         機能拡張の方向性は、「コミュニケーション機能の充実」「情報収集機能の充実」および両方の組み合わせ


Ø         直近では動画、音楽、携帯が強化分野


Ø         独自の価値、機能を提供しながら、ヤフー、グーグルを超えたい


 



mixi笠原社長東大講演内容

 久しぶりのブログ。


 今現在行われているmixiの笠原社長の東大講演の内容をアップします。


 タイピングで記録できる内容だけですが、重要なポイントを取れているはずです。


 


 


l         自己紹介:94年入学、文2、水泳部、1回留年、やること見つからず、水泳部も退部、そのうちMixiを開始


l         院生学部生割合、修活状況、起業希望状況を聞く、さりげなくリクルティーング


l         会社概要(サイト掲載同)


l         起業の経緯:


Ø         97年、3年生、経営戦略のゼミに入る。


Ø         同時に公認会計士に勉強もしていた。ゼミの第一志望は会計のゼミだったが、入れなかったため経営戦略のゼミに。


Ø         ゼミでIT系のケーススタディを多数行う


Ø         IT業界や経営そのものに関心


Ø         Amazon.comジェフ・ベゾシ氏のインタビュー記事


Ø         ネットビジネスで検討


Ø         求人サイトを行うことを決意


²        バイト先の上司が困っていた


²        大量の情報を瞬時に検索できるというコンピューターの特性


²        紙を刷るコストがかからない


²        リアルタイムで掲載中止、変更を行える


Ø         8月中旬決意


Ø         9月にPC購入


Ø         11月にサイトオープン


l         これまでの経緯


Ø         97年11月 Find Job開始


Ø         99年6月 有限会社イー・マーキュリー設立


Ø         11月オークションサイトeHammer開始


Ø         2000年6月eHammer譲渡


Ø         01年2月プレスリリース配信サイト「@Press」開始


Ø         8月Yahoo!アルバイトにコンテンツ提供


Ø         04年2月mixi開始


Ø         05年9月@Press譲渡


l         今期売り上げ予想47億円(いままで毎期倍々で増加)


l         従業員数101人。さらに拡大募集中