2005年12月31日土曜日

ボビー勝利!

 判定勝ちだけど、ボビーはまた勝った。


 ボビーすばらしい。


 朝青龍も、琴欧州も。


 2005年は外国人が頑張っている年でもあった。


 来年も頑張って欲しい。


 負けないように自分も頑張ろう。


 2006年も楽しい一年でありますように。


 


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2005年12月30日金曜日

いのちの根 金八をみて

なみだをこらえて
かなしみにたえるとき 

ぐちをいわずに
くるしみにたえるとき
 
いいわけをしないで
だまって批判にたえるとき 

怒りをおさえて
じっと屈辱にたえるとき 

あなたの眼のいろが 深くなり・・・

いのちの根が、深くなる・・・

               
相田みつを
(作品『 いのちの根 』)

 今日の金八の最後で引用した相田みつを先生の詩。
 もうそろそろ今年も「去年」になるので、ちょっと今年の反省をしてみる。一番の反省すべきところは、耐えていないことだ。
 ひたすら耐えることは健康的ではないが、耐えないこともまた良いことではない。今年はちょっとわがままな時の自分には甘い。それで得たものもあるが、ちょっと厳しくすればもっと多く得られると思う。これは来年の一つのテーマとして、相田みつを先生のこの詩を読み返しながら、頑張ります。


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2005年12月29日木曜日

クラシック 買いました

 最近流行っている。
 でも買おうと思った一番の理由は最近勉強するときに聴くのに適している音楽はあまりないからだ。
 早速聞いてみたところ、有名な曲はたくさん入っている。これが最近のクラシックが流行りだした理由ではある。もう一つの理由は安さにあると思う。100曲で3000円だから、すごく割安感はある。本当はクラシックは歌などより著作料はかからないから安いのは当たり前だと思うが。
 もっと売れている6枚セットの100曲ではなく、この10枚セットで100曲のを買ったのは、曲の長さがもっと長く、有名なところだけではなく、曲全体の雰囲気を少しでも味わえるためだった。(他の6枚セットとかの曲はこれより短いのかわからないけど。)

 聞いてみて思ったのは、「あの有名な曲」のあの有名なところのその前後は全然違う感じだったりして、あまり知っているのはない。それもそのはずだが...
 それで、これは入試現代文で、もともとの文章の一部だけを切り取って学生に読ませ、「問題」を解かせることに似てると思った。そういう文章は前後もあわせて読んでみると切り取られた部分は単独で読むときとはまったく違う意味合いになったりする。
 作家さんが入試問題を見て不快を感じる一つの理由はこれでしょう。ならば偉大なる作曲家達も同じ不快を感じているのではないかと思ってしまう。
 そうだとしても有名な曲の全曲を聴くつもりはまったくないが...


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2005年12月28日水曜日

タイムズ 今年の最も影響力のある人

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 アメリカの『タイムズ』雑誌は今年の最も影響力のある人を選出し発表した。米ブッシュ大統領とチェニー副大統領、ライス国務長官がトップ3になっているのだが、中国からも二人が選ばれた。
 この二人がちょっと面白い組み合わせだった。一人は女優のチャン・ツィイで、もう一人は中国海洋石油(CNOOC)の会長の傳成玉氏(写真)だった。
 確かに中国人の中で今年世界的には(アメリカ的にはと言ったほうがいいと思うが)、もっとも影響力のある人だった。『SAYURI』を代表作として、彼女は世界レベルの映画を多数出演している。来年以降も彼女のこの勢いはとまることないだろう。
 それに対して中国海洋石油の傳成玉会長は、知らない人が多いだろう。



 実は中国海洋石油は今年、アメリカの石油会社のユノカル社の買収を仕掛けたのだ。日本でも今年M&Aや、企業買収などの言葉がヒルズ族によって流行ったように、国際的では実は企業のM&Aが頻繁に行われている。
 ちなみにM&Aは「Merger and Acquisition」の略称で、直訳すると「(企業の)合併・買収」という意味になる。買収は基本的には事業協力的で、友好的な買収もあれば、ただ経営権を握ることを目的とする敵対的な買収がある。ライブドアと楽天の買収は敵対的な買収と言われていた。
 中国海洋石油のユノカル社買収は、中国の石油大手の今年大規模に展開してきた外国石油企業の買収の一環だった。中国は石油の権益確保のために買収を展開している。この行動を、アメリカを始めとする多くの国に警戒されている。そしてこのユノカル社の買収は、中国海洋石油の提示価格は他の競争相手よりははるかに高いにもかかわらず、国家の戦略物資である石油に絡んでいるということで、政治問題となり、アメリカ国会に判断を委ねた。結果的には否決されて、買収が失敗に終わった。これは2005年米中の石油戦略のぶつかりの一つの象徴的な事件だった。これは傳会長が今回選ばれた理由であろう。
 中国もアメリカも市場調達以外の手段で石油権益を確保しようとしている。中国は外国企業の(高額)買収を手段としているが、アメリカは産油国の武力制圧を手段としている。これはブッシュさんが今回の一位に選ばれた理由でしょうか。


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2005年12月27日火曜日

香港スターの名前

ラオ ジャッキー・チェン、アンディ・ラオなどの香港スターは映画などで日本でも知られているのは少なくない。実はそのまま中国大陸の人に聞いても、名前を聞いただけで誰なのかよくわからないことが多い。
 中国語圏の芸能人は、基本的には国籍と関係なく、中国語圏全体に活動をするここでいう中国語圏は中国の大陸、台湾、香港、マカオ、そしてシンガポールとアメリカ、カナダなどの中国人社会を含む。これら出身の芸能人は出身地と関係なく活動をするので、一般的は国籍がわからないことも多い。だから金城武を台湾の俳優だと思っている中国人も少なくない。
 そうなる一番重要な原因は、みんな中国語の名前で、中国語をしゃぺって活動するからなのだ。一般のファンからして、みんな中国人だとだけ認識している。
 実は香港、台湾など出身の芸能人は、中国語名以外には、英語名もある。これは香港では長く英語が共通語としてきたのが理由である。台湾はある意味ではその香港方式に合わせているのだ。



 そのために、中国語圏では中国語の名前で、そして非中国語圏では英語名で活動をする。その二つの語圏のファンたちはもう一方の方の名前をあまり知らないから、話をするとき食い違いが出てきたりする。
 香港スターの名前はどうなっているかというと、たとえばジャッキー・チェンは中国語圏では成龍(チェンロンcheng2long2)との名前になっている。アンディ・ラオは劉徳華(リューデーファliu2de2hua2)となっている。これだけ違えば、わからないのも当たり前だと思う。
 チャン・ツィイのように、英語の名前ではなく、中国語名の読み方で読んでいるのは大陸の出身者である。しかし、これも一概には言えなく、少林サッカーに出ていたヴィヴィ・チャオ(趙薇ジャオウェーzhao4wei1)のように、大陸出身だが、英語名を非中国語圏で使っている人もいるし、フェイ・ワン(王フェイ(草冠に非)wang2fei1)のように、香港の芸能人だが、大陸出身のために英語名を使わない人もいる。
 最近一部のメディアでは、中国語圏の芸能人を紹介するとき、英語名を使うと同時に、中国語名も書いておくのはその中国語圏、非中国語圏の両方の人にわかるような配慮でしょう。


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2005年12月26日月曜日

中国が外国人学生に奨学金を

 北京市教育委員会は、北京で勉強、研究をしている外国人学生と研究者向けの奨学金を設立することを発表した。金額は年間2万元から4万元(30万円から60万円くらい)だという。
 中国教育部(文部科学省にあたる)の統計によると、2004年12月31日までに、2004年一年間で、178ヶ国から11万人の留学生が中国の全国の大学などに勉強しにきている。その中、約7千人が中国政府奨学金留学生で、その他は自費留学生。
 同じ2004年の日本の留学生受入数は、大学で勉強する「留学」資格の2万2千人と、大学以外で勉強する「就学」資格の1万5千人を合計すると、3万7千人になっている。
 実に中国の留学生受入数が多い。そして、その出身国数も極めて多いのは比較してわかると思う。



 数よりも、やはり外国人学生奨学金制度の設立は象徴的な意味がある。日本でのはじめての外国人奨学金の設立の時期はわからないが、かなり前のことではないかと思う。中国での一般私費留学生向けの政府系奨学金は今回は初めてのようだ。これは中国の経済発展の一つの象徴的な結果だと思う。
 今までの中国における留学生のほとんどは、もちろん国費留学生を除いての話だが、中国よりいわゆる豊かの国から来た留学生がほとんどだった。平均収入は中国の平均収入を上回るような留学生に対しては、奨学金を出す必要はないだろうというのは今までの考えだった。そして、今回の奨学金の設立も同じ考えが変化したわけではなく、「中国より豊かではない国」からの留学生がかなり増えたからだと考えられる。
 実は中国にはアジア、アフリカの国々からの留学生が多数いる。主に中国の発展と中国語、中国文化を勉強するために中国にやってきたわけである。元々はこれらの国からの留学生は中国政府の国費留学生あるいは自国政府の留学生がほとんどだったが、今は自費の数もかなり増えたでしょう。そして、中国側にしてみても、奨学金を出す経済的な余裕も出てきたし、さらに留学生の人数を増やすことも国家戦略の一環であるから、これからも政府系奨学金はどんどん増えるでしょう。
 日本も今年から留学生獲得のための戦略を連続に発表し、特に中国の留学生の獲得に力を入れている。やはり留学生獲得することは、国の将来にかかわる大きな意味を持っている。そして留学生側にしてみても、現地に実際に行って生活をしてみて、初めてその国についてわかるようになってくる。
 メディアの目ではなく、やはり実際に自分の目を通して知りたい国を見てみないと、何もわかっていない同然だと思う。


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2005年12月25日日曜日

中国式ビールの注ぎ方

9fdcdb72.jpg 今日テレビのとある番組で北朝鮮の店のビールの注ぎ方が面白いとの話があった。その注ぎ方とはビン口をガラスの縁に引っかかって、ガラスを傾けて注ぐというやり方だった。 (図参照)
 実はこの注ぎ方は中国ではごく一般に使われている。多くの酒を飲む人の間では、(地方差あるかもしれないが、)常識になっている。
 番組ではこの注ぎ方は泡をうまく見せようとしているのではないかと日本のビール注ぎの達人が言っていたが、実は逆で、これは泡を立てないように注ぐものなのだ。



 ビールは泡がおいしいのだが、人にビールを注いであげるときには、普通に注いだら泡が立ち、結局ビールはガラス半分しか入っていないことになる。中国では人に注ぐときこれを避けて、ビールいっぱい注いであげて、しかもすぐ飲めるようにしようということで、この注ぎ方が流行りだした。
 このやり方のみそはなるべくガラスを傾けるということにある。ガラスを傾けて、ビールがガラスの内壁に沿って注がれれば、泡が立たないのだ。なので、ガラスが倒れない程度でビンの口をガラスの縁に引っかかって、傾けさせて、ゆっくり注ぐ。そして最後にはゆっくりとガラスを元に戻しながらいっぱいになるまで注いで完成。
 傾ける具合によって泡の量が違ってくるので、熟練している人ほど傾ける角度が大きいのだ。
 中国語には「まともでない道。不正な考え」という意味の「歪門邪道(ワイメンシェーダォwai1men2xie2dao4)」「卑猥である、下劣である」の意味の「卑鄙下流(ベイビシャーリューbei1bi4xia4liu2)」「悪事から足を洗って正道に立ち返る」の意味の「改邪帰正(ガイシェーグィージェンgai3xie2gui1zheng4)」の「よくない」四字熟語がある。この三つの熟語をそれぞれ
 「歪門斜倒(ワイメンシェーダォ)」:出口を傾けて、ガラスを斜めにして注ぐ
 「杯壁下流(ベイビシャーリュー)」:ガラスの内壁に沿って下へ流れ込むように
 「改斜帰正(ガイシェーグィージェン)」:傾けたガラスをゆっくりと直して完成

 と、同じ発音だが、漢字と意味の違う「熟語」に変えて、この注ぎ方の手順として、面白半分では流行らしている。
 ぜひ今度この注ぎ方でついでみてください。


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