2006年7月29日土曜日

センター試験は別に年一回でなくてもいいでは?

 大学入試では一次試験と二次試験がある。その一次も二次ももともと大学が各自出題をし、行っていた。その一次試験を共通に試験にしようということでできたのはセンター試験の前身である共通一次試験。その後独立法人大学入試センターが出題し、採点するセンター試験になった。



 要するにセンター試験も大学入試の一部であって、だから大学入試の前の一月に年一回やっている。



 しかし、よく考えてみると、今のセンター試験は性格的にも、その重要度的にも、英検などの検定試験となんら変わらないと思う。



 第一次選抜としてセンター試験を利用している国立大学にとっても、センター試験そのものを入学試験としている一部の私立大学にとっても、センター試験の利点は自分たちが問題を作り、会場を用意し、採点をするなどのことをしなくても試験を行える点にある。別にどの時点で行われるかは大学側にとってはたいした関心事ではない。



 大学入試センターにとってはセンター試験は収入源の一つである。年一回行うよりも年何回も行った方が儲かるはずだ。



 これらを考えれば、別にセンター試験も年二回や年三回行ってもいいではないかと思う。一年以内に受けた試験であればどの回の点数を提出しても制度にすればいいと思う。



 受験生にとっても二次試験を控えている一月を避けた方がもっと二次試験に対する準備を十分に行えるし、チャンスが増えた方が一回の失敗でさらに一年時間をかけることも回避できるので、結果的にはもっと積極的に勉強することにつながる。

2006年7月25日火曜日

大学の空気

 大学の空気はゆっくりと流れている。



 と最近読んだ本に書いてあった。



 四年以上大学生をやっていて、大学の空気にはすっかり慣れてきた。確かに大学の空気はゆっくりと流れている。



 日本人はせかせかしすぎ!と多くの人がテレビで言っている。だから疲れるし、人生の楽しみを見落としがちだと。



 ということは社会一般よりゆっくりとしている大学の空気の流れは本当は普通かもしれないが。



 実感としてはそうでもないのだ。



 大学からできるだけ速く出て行きたいって感じの大学生も少なくない。東大は特にそうかどうかは分からないが、ただ卒業証書だけのために大学に通っているような人たち。



 せっかく大学にいる資格をもらっているからもと大学の空気を味わったらどうかなと彼らに言いたい。



 大学で勉強したことはどうせい就職したら使えるものにならないと結構聞く。



 それは使えるように勉強しなかったじゃないのと思ってしまう。



 しかも別に仕事だけが人生じゃないから仕事で役立つかどうかで評価するのもどうか。



 大学生は大学を有効利用すべき。大学で自分の価値を高めるべきだと思う。



 大学の使い方次第で十分将来でも通用するような能力を身につけられると思う。



 大学生は大学の利用のプロであるべきだと思う。

2006年7月24日月曜日

家事手伝いと働くホームレス

 昨日のNHKの番組で、ワーキングプアという、働くけど貧しい状況から脱出できない人の話をやっていた。



 その番組では、働きたいが住所と面接に行くための金を持ってないため仕事に就けない30代の人の話があった。



 厳しい状況の中でも自立して自分の力で働こうとする彼の、住所がないため仕事を断られた時の姿を見て、なぜか最近よくメディアに出てくる「家事手伝い」という言葉が頭に浮かんだ。



 いい環境に恵まれながらも全く働く意欲がないし、それどころか、一人の大人として最小限必要な知識と生活能力すら持とうとしないバカ女の神経がわからない。いい環境にいることはいいことだが、なのにその意欲のなさは情けない。



 自分には何も持ってないのに、恋人の条件だけがやたらと高い。その条件を満たすような男は本気でこんな女を選ぶとか思わない。こういうことはそんな女にはわからないだろうけど。



 そのホームレスは二週間後に駐車場での洗車の仕事に就いた。その仕事を大事にして一生懸命働いてる。



 家事手伝いのお嬢さんは今日も明日も今年も来年も旦那を見つからないだろう。



 恐らくそうでしょう。人間としてのランクは家事手伝いの方は断然しただからと思う。


2006年7月23日日曜日

読書 次世代プロフェショナルの働き方 山田太郎

 7月20日から9月末までに本を15冊読み、英単語を3000個暗記する夏休み勉強プロジェクトを始動した。



 この夏はバイトもあって、インターンシップもあって、海外研修もあって結構充実だろうと思うが、やはり暑い夏では家でゆっくり本を読めることが幸せだ。



 それで早速その第1冊の本を読み終えた。(画像のリンクはパソコンのみ)







 です。



 大学の授業でお世話になった株式会社ネクステックの社長山田太郎さんが本を出したと知って、すぐ買って読んだ。



 大学の授業では本当にためになることをたくさん教えていただいた。正直その授業で山田さんにいろいろと厳しく言われてショックを受けた部分もあったし、がっかりした部分もあった。でもそれ以上に他の授業では聞けないようなことを聞かせてもらったり、できない体験をさせてもらったりや、作れない思い出作らせてもらった。極めて貴重な半年間だった。



 その半年間はこの本を読むことにつながった。授業で聞けて勉強できたことは本の少しだったが、それ以上に山田さんの社長としての考え方と生き方に興味があった。自分にとってなぞの多かった山田社長とネクステックを知るために、この本を読みたかった。



 本はどうだったかというと、授業以上に面白かったと感じた。

 

 起業の実態、コンサルティングの実態、外資系の実態、そして社長業の実態は今まで知ることのできなかった内容だった。(少なくとも大学生いとってはそうだが。)さらにプロフェショナルに対する考え方は今の僕にたくさんのヒントをくれた。もちろんこの本で記述しているのは山田さんの経験と考えで、要はいろんなことのそれぞれの一面に過ぎないが、僕にとってはそれは非常に重要な情報と教えだった。



 起業、コンサルティング、外資系、社長について知りたい人や興味があるけど迷っている人にはお勧めしたい本だ。



 山田先生の授業を受けた同級生や後輩にも勧めたい本だ。なにしろ授業で抱いた多くのなぞを解ける本だから。