今日センター試験の平均点の中間発表があった。やはり900点満点で見ると去年よりは20点以上も上がっている。
これで今年の受験は恐らく上位競争の激しい年になると言えそう。簡単にいうと新課程の内容は旧課程よりも点取りやすいから、上位点数者が増えてしまい、ボーダーラインも上がってしまう。
そして、この点数の高い方向へシフトした分布もだんだんと元に戻ってしまうだろう。そうするとまた教科書の内容の改定を行うだろ。
教育内容、とくに基礎教育の内容をどんどん簡単な方向に変えていく理由がわからない。人間の脳が前より能力が劣ったわけではないから、結局教育の内容と方針が学力を決めてしまっている。
教育においての平等は絶対的なうそであると思う。生徒一人一人の遺伝的な要素も違い、生まれ育ちの環境も違う。なのにみんな同じようにできるなんて望む。それは結果的には能力を殺していることになる。
あえて平等という言葉を使えば、生徒一人一人の能力に合わせて教育をおこなうことこそ平等ではないか。とすれば今の「平等な」教育は最も不平等な教育でしょう。
中国や韓国では少年大学生を出している。賛否両論ではあるが、少なくともその子はその子に適する道を選ぶことができている。
それに対して日本では同じ学年はみんな同じ年なんて馬鹿げたことをやっている。点数も順位も公表しないことにしている。勉強よりも楽しいことを目的とする学校もある。
これでは競争に負けるのは当たり前でしょう。
2006年1月25日水曜日
センター試験平均点発表
2006年1月24日火曜日
ライブドアに東証のシステムを作らせたら?
という提案をしたくなる。
一日の約定件数の500万はニューヨーク市場の一時間の十分の一以下というのはあまりにもひどすぎる。ちなみに中国の上海証券取引場の一日の約定件数限度は6000万件である。
東証にはITに詳しい人がほとんどいないと言われている。証券取引事情のシステムを作るには株取引の知識も必要だから、取引制度の穴までわかりきっているようでいるライブドアの「専門家」たちに作らせたらそれなりにいいものができる気がするが。
ライブドアは傲慢な自己過信でつまづいたとすれば、東証もまた傲慢な自己過信者であろう。市場の混乱をシステム能力の問題で拡大させてしまう東証にも何かの罰が必要なのではないでしょうか?
2006年1月23日月曜日
堀江ではないライブドアの自己証明
絶対的な社長をはじめとする三人の取締役は逮捕されたが、また三人の取締役が残っている。そして、実業としてのライブドアは残っている。
今はこの「堀江ではないライブドア」の自己証明のチャンスであろう。もはや堀江さんは堀江さんで、ライブドアはライブドアと見るべきではないか。
ライブドアの本体はあくまでもポータルサイトの運営という実業をやっていて、多くの社員はこの事業のために働いているに違いない。
全体の売り上げと比べてポータルサイトは小さいかもしれないが。
今、ライブドアは大きく動揺しながらも業務機能をちゃんと果たしていることを世の中に逞しく見せているところであろう。
少なくとも今このブログを書く時点ではライブドアのサイトは変わりなく動いている。これは投資家や一般の人、さらにメディアにある程度評価されるべきところではないでしょうか。
みんなの注目はいつ堀江さんからライブドアにも振り向くかはわからない。もしかしたらまったくライブドアそのものを見ようとしないかもしれない。でも、実業をやらないことを批判している人たちは、堀江さんばかりを見るのではなく、ライブドアの実業で頑張っている社員をもちゃんと見るべきではないでしょうか。
2006年1月22日日曜日
センター試験終了
新課程の初のセンター試験。
受けてきた後輩の話を聞いてみると、僕が現役のときの平均的な出来よりはかなり良いという結果だった。いろいろと原因を探ってみたところ、新課程で教科書内容の変化が一番大きいではないかという結論に達した。
内容がどんどん簡単になる方向に向かっている。そして、試験では、全体的には学力低下がために変わらないとしても、成績上位の部分ではやはり人数が増えて、上位競争が激しくなってきた気がする。
簡単に入れる学校が増えれば増えるほど、簡単には入れない学校の価値が高まる。さらに内容が簡単になることで学生には必要以上な自信が出てきて、上位校への志望者数がまた増える。という減少が起きるのではないかと思う。
平均成績の発表が出ていないからなんともいえないが、高校生たちが、「意外とできてるじゃないか、学力低下なんてうそだ」と思ってしまったら、本人も社会もひどい目にあるだろう。
試験のある高校生ならまた気づきやすい。試験の無い大学生のほうが本当はもっとその危険性があるでしょう。