2006年1月22日日曜日

センター試験終了

 新課程の初のセンター試験。
 受けてきた後輩の話を聞いてみると、僕が現役のときの平均的な出来よりはかなり良いという結果だった。いろいろと原因を探ってみたところ、新課程で教科書内容の変化が一番大きいではないかという結論に達した。
 内容がどんどん簡単になる方向に向かっている。そして、試験では、全体的には学力低下がために変わらないとしても、成績上位の部分ではやはり人数が増えて、上位競争が激しくなってきた気がする。
 簡単に入れる学校が増えれば増えるほど、簡単には入れない学校の価値が高まる。さらに内容が簡単になることで学生には必要以上な自信が出てきて、上位校への志望者数がまた増える。という減少が起きるのではないかと思う。
 平均成績の発表が出ていないからなんともいえないが、高校生たちが、「意外とできてるじゃないか、学力低下なんてうそだ」と思ってしまったら、本人も社会もひどい目にあるだろう。
 試験のある高校生ならまた気づきやすい。試験の無い大学生のほうが本当はもっとその危険性があるでしょう。


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