2006年1月25日水曜日

センター試験平均点発表

 今日センター試験の平均点の中間発表があった。やはり900点満点で見ると去年よりは20点以上も上がっている。
 これで今年の受験は恐らく上位競争の激しい年になると言えそう。簡単にいうと新課程の内容は旧課程よりも点取りやすいから、上位点数者が増えてしまい、ボーダーラインも上がってしまう。
 そして、この点数の高い方向へシフトした分布もだんだんと元に戻ってしまうだろう。そうするとまた教科書の内容の改定を行うだろ。
 教育内容、とくに基礎教育の内容をどんどん簡単な方向に変えていく理由がわからない。人間の脳が前より能力が劣ったわけではないから、結局教育の内容と方針が学力を決めてしまっている。
 教育においての平等は絶対的なうそであると思う。生徒一人一人の遺伝的な要素も違い、生まれ育ちの環境も違う。なのにみんな同じようにできるなんて望む。それは結果的には能力を殺していることになる。
 あえて平等という言葉を使えば、生徒一人一人の能力に合わせて教育をおこなうことこそ平等ではないか。とすれば今の「平等な」教育は最も不平等な教育でしょう。
 中国や韓国では少年大学生を出している。賛否両論ではあるが、少なくともその子はその子に適する道を選ぶことができている。
 それに対して日本では同じ学年はみんな同じ年なんて馬鹿げたことをやっている。点数も順位も公表しないことにしている。勉強よりも楽しいことを目的とする学校もある。
 これでは競争に負けるのは当たり前でしょう。


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