2007年6月30日土曜日

センター試験

 今年のセンター試験では、英語のリスニング試験で機器の故障を訴えるケースの大半が思い込みだったとのニュースがあった。


 去年では機器の問題でリスニングのトラブルが多かった。それを知っている受験生たちは、実際には起きていない機器の故障を訴えていた。


 別に受験生がうそをついたわけではない。大学入試という緊張した場面で、思い込んだことが実際に起きたように感じてしまう。


 ちょっと話が変わるが、センター試験では、試験ご解答用紙を回収したら、監督の先生が一枚一枚名前と受験番号が書いてあるかどうかをチェックする。さらに採点段階でも、受験番号と名前のどちらかしか書いていない解答用紙でももう一方を書いて採点するという。


 センター試験は毎年50万人も受けているから、日本一受験者数の多い試験ではないかと思う。だからこそこの試験では受験生のいろんなトラブルに対するフォローが必要となる。しかし、その度合いがかなり難しいようだ。


 いまの二つの例は、前者はトラブル対応の準備が足りない例で、後者は行き過ぎた例だと思う。


 前にも書いたことがあるが、センター試験の試験回数を増やし、受験のチャンスと自由度を増やしたほうがいいと思う。


 年三回くらい試験を実行して、全科目を1年かけて受験すればいいようにすれば、受験生の対策も立てやすくなるし、各科目について集中して勉強することも出来る。また、試験の回数が増えることで、主催側も受験生も経験を積み、トラブルを減らすことも出来るはずだ。


 もともとの国立大学の共通一次の性格から、センター試験はすでに変わってしまっている。ならば、いっそう制度も新しくしたほうがいいのではないかと思う。



2007年6月29日金曜日

モスバーガーが宅配を

 今年の2月からかな。モスバーガーが宅配サービスを始めた。200円を追加すれば、注文したバーガーを家まで届けてくれる。


 あんまり嬉しくない。モスバーガーは素材がおいしくて、出来たてで食べるとそのおいしさがちゃんと分かるが、時間を置いて食べたら、マックと大して変わらなくなる。配送の時間は短くても平均15分かかると考えれば、200円を出すまで家で食べたいとは思わなくなる。


 どうせやるならモスバーガーのよさを生かして、材料を持ってうちで作ってほしい。



2007年6月28日木曜日

コンビニで電子マネー

 セブンイレブンでも電子マネーが使えるようになった。これで各コンビニはみんな電子マネーが使えるようになった。簡単に調べたところ各コンビニで使える電子マネーは以下のようになった。(一部の店使える場合も含む)


 セブンイレブン   nanaco
 ローソン         ローソンパス Suica/Pasmo iD
 ファミリーマート Suica/Pasmo iD Edy
 サークルKサンクス Edy
 ミニストップ     Suica/Pasmo Edy
 デイリーヤマザキ  iD
 ポプラ            Edy
 am/pm            Suica/Pasmo Edy iD


 どうやらSuica(Pasmo)、Edy、iDの三つを持っててもあげた8のコンビニをカバーできないようだ。セブンイレブンが独自の電子マネーしか使えないからだ。


 前にもこのブログで書いたことがあるが、電子マネーはユーザー側からしてみたら、とにかく一本化してもらいたい。しかし運営会社はなかなかそうしてくれない。決算の方式を変えることによって、導入店舗がコストの削減、ポイントによる販売促進などができ、その代わりに運営会社に手数料を払っている。この手数料がもちろん利用者が多ければ多いほどたくさん入るので、一定数以上のユーザーを獲得した既存の電子マネーが統廃合して一本化するインセンティブが生まれない。


 ならばせめて読み取り装置を一本化して、どの電子マネーもどの店でも使えるようにしてほしい。今でも財布のカードが多すぎるのだから、これ以上増やしたくないのだ。でもこれもなかなか難しい。そもそも電子マネーはどこも同じようなもので、差別化は利用可能の店舗数とポイントくらいでしか出来ない。すべての電子マネーがどの店でも使えるようになったら、差別化のために各社がポイントをたくさん出すことになるだろう。これはどの会社も危惧していることだ。


 結局、サービスの利便性はいつもユーザーと企業の利益の均衡点にある。どちらか一方に極めて有利な構造にはならない。当たり前の話だ。しかし、ユーザー側がもっといいサービスを望む以上、どこかで業界の「禁じ手」を使うソフトバンクのような会社も出てくる。そのとき、熾烈な戦いが始まるだろう。



2007年6月27日水曜日

映画 憑神

 浅田次郎さんの原作で、出演陣が結構豪華だから見てきた。


 楽しく見れる映画だった。大作ではないが、いい作品であることは間違いない。原作の小説を読んでみたいとも思った。


 時代背景が幕末なので、その時代の知識や言葉遣いの基本知識がない人、あるいはそもそも時代劇なんかを見ない人にはちょっときついかもしれない。


 個人的にはその基礎知識があるかないかで映画で伝えようとするメッセージをちゃんと受け止められるかは変わってくると思うが、単純に映画を楽しめたい人ならそれを気にしなくても大丈夫なつくりにもなっている。


 映画の後半では、よくある非常に分かりやすいメッセージを、非常に心が打たれるように伝えられ、涙を少々流された。


 見た後にちょっと引っかかったのは、憑神という考え方はどの文化から来たものだろうか。



2007年6月26日火曜日

DSで勉強

 もう2ヶ月くらい前だけど、TOIECのソフトを買った。今年受けるつもりだから。


 感想としては、結構使いやすいソフトだ。余計なものがなく、勉強に集中しやすい。問題のタイプごとに練習問題が30から90問用意され、それぞれのタイプを集中して練習することが出来る。また単語の暗記については英和、和英、例文穴埋め、ディクテーションと4種類のチェックの仕方があり、同じ単語について繰り返し暗記することが出来る。単語帳や検索機能も便利だ。


 DSのソフトでは高校生や中学生向けの勉強用のソフトも多い。最初は英語だけだったが、日本史と世界史用のソフトも発売された。これらのソフトは任天堂が直接出しているわけではないが、家庭の中でのゲームの正当化を目指す任天堂の戦略にも合致する。


 いま携帯のサイトで勉強できるサービスもかなりある。特に暗記必須の文系科目や英語のとてもいいサービスもある。勉強というのは教室でなくても、机に付かなくても出来るようになりつつある。また1人一台のDSを持って授業を受けるような学校も出てきた。


 学校では携帯禁止、ゲーム禁止という考え方から、それらをうまく教育に利用するように変化してきている。教育も時代の変化に適応する例だ。


 しかし、実際このように時代の変化に適応できる教育が非常に限られている。教育者も親もひとつ前の世代の人間であることは、教育の進化の壁になっているだろう。


 もちろん、教育が時代に合わせて進化する必要があるかどうか自体が議論が必要な問題かもしれない。



2007年6月25日月曜日

CMを見て その5 新聞を読むだけで空を飛べる

 キムタクがやっている新聞SANKEI EXPRESSのCMがだんだんエスカレートしてきた。


 


 猿としゃべって、髪の毛で名刺交換して、顔を変えられるようになって、うそを見破れるようになって、最後は空を飛べるようになる。


 


 いいたいのは「世界は変わる、新聞も変わる、若き新聞、SANKEI EXPRESS」のようだが、世界が変わることも、新聞が変わることも、CMでは表現しない。それを読んだ人がどんどん変わっていくことだけを表現するのは、分かりやすいけど、僕が受けた印象は、この新聞を読んだやつが変わって、変人になっていくということだった。


 


 レオパレス21のCMに「実際藤原紀香が部屋にいません」と注をつけているが、この新聞のCMも、「実際7日間読んでも飛べるようになりません」とつけておかないといけないのではないかな。


 


 実際にSANKEI EXPRESSのホームページを見てみたら、その新聞のよさと斬新さをわかりやすく説明している。僕はこっちのほうがもっと新聞を取る意欲を引き起こせると思った。


 


 前のこの新聞のCMのように、わかりやすくこの新聞のよさを説明したほうが、キムタクがへんなことをしているところを見せられるより効果があるとやはり思う。



2007年6月24日日曜日

CMを見て その4 Intelが分かりにくくなった

 IntelのサボテンのCMは多くの人のお気に入りCMだったのでしょう。Intelのチップが入っているサボテンが男の子にさして、「あ、いたい」といわせる話だ。


 


 とても分かりやすい話で、Intelのチップの力も直感的に伝わる。


 


 最近やっているIntelのCMはイマイチ分かりにくいのだ。男の子が朝起きたら女の体になってびっくりするのと、バレエをやる女の子が黒人のおっさんになってびっくりする二つのCMで、PCの中のIntelのチップが大きく変化していることを伝えたいのだが、しっくりこない。


 


 前作の場合はIntelが入ることでもたらされる変化がとても分かりやすいが、今回は本当に分からない。男が女になるほどの変化って実際PCでどう理解すればいいでしょうかな。


 


 IBMのCMもよく分からないものが多かった。IBMでインターンシップをしていたとき、社員に聞いたら、「あれは普通分からないよな」と言っていた。大多数の人が分かるようなCMか、もっとちんぷんかんぷんのCMにして、注目されるのを狙うかの方がいいのではないかと思った。


 


 IT業界のCMは大体分かりにくいものが多い。もっと直感的に分かりやすく伝えたいことを伝えるべきだと思う。