2008年5月12日月曜日

日産ルノー 25万円カー



 今日大学の授業で日産自動車の総合研究所所長(配布資料によると執行役員だが、日産のHPでは確認できなかった)がゲスト講師としてきて、日産の技術マネジメントについて講義してくれた。

 授業の最後に、僕は「タタ自動車はインドで30万円の車を市場に出し、中国でも奇瑞自動車は60万円台の車を出しているが、日産はそういうローエンド市場向けの研究開発を行っているのか?もし日産が安全性を確保した上で低価格車を出すとすると、どのくらいの価格帯になるのか?」と質問した。

 所長はまずそういう低価格車の研究はやっていると答えた。そこで、その研究は日本でやっているのかと聞くと、「それは言えない」と言った上で、日産の海外における研究拠点を紹介してくれた。途上国向けの車の開発は途上国でやっているという意味としてとらえた。

 そして、インドと日本の交通事情が完全に違うと説明し、安全性の基準と安全についての考え方も違うというニュアンスの答えをしてくれた。タタ自動車が出している車については、バックミラーは右側にしかないなどとコメントし、市場の違いを強調した。

 最後日産が出すとしたらどの価格帯の質問については、直接の答えを避けたが、「どうでしょうね、楽しみにしてますよ」と意味深の発言。

 大学から帰ってきたら、いきなりこのニュースがあった。

 日産・ルノー、インドで「25万円カー」生産へ タタ社「ナノ」に挑戦
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080512-00000951-san-ind

 そういうことだったのか。



2008年5月9日金曜日

キャンパスにSPがいた

 昼過ぎに大学を出たとき、キャンパンス内にSPが2、30メートルおきにたっていた。



 調べてみたら今日は安田講堂で東大医学部創立150周年の記念式典が行われるということだ。



 東大は去年で創立130周年だから、医学部(当時は東京医学校)は東大より20年も長い歴史を持っていることを初めて知った。



 SPの話に戻るが、今日の式典に出席した来賓は皇太子殿下、文部科学大臣、日本医師会会長、ノーベル賞受賞作家大江健三郎さんだったらしい。ほかにNHK交響楽団も来て、開会・閉会時に演奏をしたという。



 去年行われた東京大学の創立130周年式典の来賓は、文部科学副大臣、北京大学学長、ノーベル賞受賞者の江崎玲於奈さん、小柴昌俊さん、大江健三郎さんだった。ちなみに演奏は東大の吹奏楽団。



 恐るべしお医者さんパワー。