2007年1月6日土曜日

がばいばあちゃんのドラマ


 ドラマを見た。想像以上によかった。泉ピン子のばあちゃんは本人に似てて本当に最高だった。ちなみに本人の写真は本に乗っている。


 拾うものがあっても捨てるものはない。


 1、2を足したら5になる。人生は総合力だ。


 貧乏には明るい貧乏と暗い貧乏がある。うちは明るい貧乏じゃ。心配はいらん。


 などなど、がばいばあちゃんの楽しく生きる方法語録がいっぱいの作品だ。


 この三冊は夏休みの海外研修の行きと帰りの飛行機で読んだ。とても読みやすくて、面白くて、そして何よりいろいろ人生観について勉強できる本だった。いつの間にか涙が浮かんでいたのを今でも覚えている。


 三冊の内容を簡単に紹介する。


 一冊目は主人公8歳の昭広とばあちゃんの生活の話である。おばあちゃんの人生観と笑い、感動いっぱいの一冊。ドラマにしたのはこの一冊目の話である。


 二冊目は昭広がお母さんやおばさんから聞いたおばあちゃんの話から、おばあちゃんの人生をもうちょっと詳しく書いている。一冊目で物足りなかったり、疑問を抱いたりするところを書いている。


 三冊目はそのおばあちゃんの影響を受けた昭広が駆け落ちして、東京に出て、漫才師になり、有名になるという「その後」の話である。おばあちゃんの出番は少ないが、面白さはまったく劣らない。


 三冊を読み終わると、生き方に対する考え方は確実に変わってくる。しかも明るく、幸せに変わってくる。そんな三冊だった。


 再び社会が終戦直後のあの時代に戻ることはないが、その時代の貴重なものを学べる本だった。