2007年1月23日火曜日

理念だけではなく 具体策を





 経営も受験勉強も政治も皆共通しているのは理念と方策の両方とも必要不可欠なものだということだ。

 そしてこの三つに共通するのは、理念を語っている人が多く、具体策を語る人間が少ないことである。

 経営の場合は、理念だけを掲げて、具体策を全部部下にやらせる上司がいる。

 受験勉強なら励ましが非常にうまく出来るが、知識を教え、理解させ、定着させることなら自信がない先生もいる。

 政治なら、野党は特にそうだが、理想論や理念や反論ばっかり語っていて、何の具体策も出さない政治家が多くいる。

 別にこれら理念だけを語る人が悪いとは言わない。その存在も非常に重要である。

 理念だけの上司は組織が間違えた方向に流れていかないように理念に沿って修正ができ、具体策を任せることで部下を育てることも出来る。

 励ましのうまい先生が受験生の精神を安定させ、自信をつけ、潜んでいる力を引き出せることも出来る。

 理想論や反論を言う野党がないと、近視眼的な政策が打ち出されるかもしれないし、与党も暴走しかねない。

 だけどこれらはあくまでも理念であり、端的に言うと口だけである。必要条件ではあるが、十分条件ではない。

 結局利益を上げるのも、点数を取るのも、国を治めるのも具体策である。もちろんこれも十分条件ではないが、いまの問題はこれをやる人が少なすぎるとのことである。

 具体策を作り出せるための教育も必要のではないでしょうか。


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