2007年4月7日土曜日

電車の切符がなくなる

 SuicaとPasmoの兼用によって東京のほとんどの公共交通がカード一枚で利用できるようになった。モバイルスイカを使っている僕にとっては最高に便利になった。JRも地下鉄も、乗るとき特に何もしなくていい。路線を調べることから改札を通るまで携帯で全部出来るから。


 いままでにない便利さの実現で、ICカードの急な広がりが間違いない。今回こそ本格的に切符の退場が加速される。公衆電話のようにいつの間にかほとんどなくなるだろう。何かのイベントの時の切符販売機にできる長列も歴史になるだろう。早く新幹線もカードで乗れるようになれば、この進化がひと段落になる。


 これでチケットのコストの節約だけでも鉄道各社の業績があがる。またこれによるクレジットカードの加入の効果や消費への刺激も無視できない。ユーザーにとっても経済にとってもいいことに間違いない。


 しかし、公衆電話がほとんどなくなったことによってもたらされた少数派の不便や、地震等の災害時の公衆電話の重要さを考えると、電車チケットがなくなることでなんらかの不便や問題が引き起こされるかもしれない。具体的にはまだ思いつかないが。


 少なくともいまの僕は電車や地下鉄に乗るときどこからどこまでいくらかを意識しなくなった。もし地下鉄がこっそりと料金の値段を上げても気づかないだろう。



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