2007年4月5日木曜日

官僚の窓口

 昨日研究科の留学生課に奨学金登録の手続きをしてきた。


 必要な書類を提出し、チェックしてもらい、留学生課のパソコンに自分の個人情報を打ち込めば手続き完了だ。


 書類はもちろん前もって準備をし、留学生課には提出をするだけ。チェックをしてもらうが、それでも2分あれば十分だ。


 個人情報を打ち込む内容は名前、生年月日、国籍、所属、学年、住所、電話番号、アドレス、担当教員だけで、多少パソコンに扱いに慣れていない人でも、3分があれば十分なはずだ。


 なのにこの手続きを済ませるのに40分もかかった。


 そのうち待ち時間が37分くらいで、自分の手続きの時間は3分くらいだった。


 僕の前で個人情報入力をする留学生の二人は、日本語がよく分からないせいか、それぞれ10分もかかってしまっていた。その間留学生課の職員が4人くらいいるが、誰も自分の仕事をしているだけで、教えてあげたりしなかった。


 またこの二人が終わったら、もっと前の人が間違えて打ち込んだことが判明して、職員が20人分くらい前からひとつずつチェック始めた。これがまた10分くらいかかった。


 申し訳ないと思ったのか、さすがにこれじゃ遅いと思ったのか、それから職員1人がパソコンのそばに立って見守ることにした。


 自分の番になって、1分以内に済ませた。全部自分の情報だから、迷いようがなかった。


 留学生たちは悪いと思わない。それを見ててもなにもしない職員の怠慢だ。そもそもこの個人情報入力の意味も分からない。パソコンに打ち込むすべての内容は、提出書類の中にすでに書いてあるものだ。


 職員が自分で打ちたくない、あるいは打ち間違えた責任を取りたくないから、留学生本人にやらせているとしか思えない。日本語に不自由なく、パソコンの扱いにも慣れている人なら1分以内で1人分を出来るはずのことを、10分もかけて留学生本人にやらせている。しかも、その本人の後ろで、多くの留学生が列をなして待っている。


 これが官僚の窓口の通病なのか?それとも東大工学部留学生課の病なのか、誰か教えて。



0 件のコメント: