を見てきた。
感想としては、面白い映画だけど、ちょっとボケが足りなかった。もっと工夫すればもっとよく出来たはずだということだ。
これを見て、ハリウッド映画が落ちたと改めて思った。この映画だけじゃないが、最近のハリウッド映画は今まで見たいろんな映画をくっつけて作ったものだという感じがかなりして、オリジナリティのある発想やストーリーは足りない。
小説、漫画の映画化、リメイク、組み合わせ。とにかく売れるものを手早く作って売るというようになってきた。映画のための映画、理想のための映画は足りない。とうとうアカデミック賞までが香港映画のリメイクになった。
だから去年邦画の調子がよかった。でも日本の映画も同じ問題に直面している。世界の映画業界全体がそうかもしれない。
ダウンタウンの松本さんが映画を作る際、北野武監督がアドバイスしたのは「最初の映画は興行のいいものにしろ、そしたら次から自由に作らせてくれるから。」
映画業界の問題をずばり表した言葉だ。要は興行のために映画を作っている。だから興行がよくなければ、理想もチャレンジも何もない。金が集まらない、映画が作れない。
テレビも出版も新聞も雑誌も、皆金を最も作れる方法で動いている。本当にどの道が一番いいのかを考えもしない。
客が離れていくのは結果だ。そして業界全体がとまり、反省し、再始動して、しばらく試行錯誤して、やっとまた人気を回復できる。
そうならないように常に考えておけばいいのに。ハリウッド映画みたいに成らないように。
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