2005年12月5日月曜日

外国人として広島事件をみる

 広島女児殺害事件は外国人犯罪だった。しかもかなり酷な事件だ。
 半年後に大学を卒業して、今の寮から出て部屋を探さなければらないことになるかもしれない。二年前教養学部から進学して、その当時の寮から出て、部屋を探していたときのことを思い出す。その前には中国人留学生による福岡一家四人殺害事件があった。その事件のせいで、中国人留学生の部屋探しは例年よりは難しかったという。僕はいろんなことに恵まれて、壁にぶつからなかったが、やはり事件の影響が中国人留学生全体にはかなり大きかったようだ。
 そしてまた今度も外国人のきわめて悪質な犯罪だ。
 関西のペルー人の事件だから、東京での中国人の僕には影響がほとんどないと思うが、同じ関西にいるほかのペルーの外国人、そして南米のほかの国の外国人にとっては、二年前中国人留学生が直面したような問題に直面しなければならないだろう。
 部屋を貸す側や地域の立場で考えるとその大きな不安はわかる。そして、外国人がこういうとき感じる不平感と無力感もわかる。どの国の人にも犯罪するような人がいる。そのほんのごくわずかの人で外国人みんなが否定されることがないように、「国」という概念に縛られることなく、その人その人を見ていただきたい。


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3 件のコメント:

もちこ さんのコメント...

はじめまして。以前トラックバックさせていただいたもちこと申します。
その後ちょくちょく拝見させていただいてます。
突然ですが、記事とは関係ない質問をさせてください。
今週末に上海に旅行(3泊)に行く予定ですが、やはり少しはトラベラーズチェックに換えて行った方が良いでしょうか?
あまり歴史には詳しくありませんが、南京の事件の日ももうすぐですよね。
私も【国】で判断されてしまうのは悲しいと思います。
でもやはり少し警戒してしまってる面もあります。
それではお返事お待ちしております。

Takurin さんのコメント...

 コメントありがとうございます。
 上海ならクレジットカードが使えるホテルや店が多く、中国銀行、中国工商銀行、中国建設銀行の支店では日本円から中国元へのの両替もできます。問題ないと思うが、もしやはりクレジットカードの安全性に不安があるとしたらトラベラーズチェックを用意してもいいと思います。
 中国にも「国」で人を判断する人はいるが、今年の9月末、大学の先生と後輩と一緒に上海に行ったときは特に対日本人の険悪空気はありませんでした。上海には日本人も他の外国人も多いので、市民も慣れています。明らかに問題のある言動さえしなければ楽しい旅ができると思います。
 それではいいたびになりますように。

もちこ さんのコメント...

ご丁寧にどうもありがとうございます。
明日銀行に行ってみようと思います^^