2005年12月21日水曜日

辞任、就任、また辞任、また就任

 NHKの海老沢前会長、読売新聞の調査研究本部顧問にとのニュースがあった。
 こんなにも何かのポストに就きたいのかと聞いてみたくなる。二回も視聴者たちの反発で辞任せざるを得ない状況になったにもかかわらず、またこんのようなどんな意味があるのかわからないようなポストに就いてしまう。このポストに就いても、本当に何か役の立つ仕事をしたいようには感じられない。
 「いさぎよく」ということをまったく考えていないようだ。また今度もまた視聴者の反発を受けなければいいが。



 この前立花隆先生が授業で、「前には今の大学生が新聞を読まないのは問題だと思っていたが、最近になって、それは新聞が時代に適応できず、情報伝達メディアとしてインターネットに負けているからだとわかった」とおっしゃっていた。まったくその通りだと思う。僕は新聞を読んでいないが、手に入れている情報量は決して新聞よりは少なくない、むしろ多数のメディアを利用することで、より多種多様、多側面からの見方の情報を入手できている。
 このように新聞には根本的な変革が必要な時代には、前の時代(あるいは前の前の時代)の人たちがトップに立っても何も変わらないだろうと思う。海老沢さんも、そして当の読売のトップの渡辺さんも古い新聞の体質を変えるとは思えない。もしろ完全に引退したほうが新聞にとってはプラスではないかと思ってしまう。


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