2005年11月3日木曜日

強迫性障害OCD

 まだ高校三年生の後輩が強迫性障害(OCD Obssesive-Compulseve Disorder)にかかっている。
 神経症の一種で、普通の人の2-3%がこの病気にかかっていると知られている。実に多くに人がかかっている。
 どんな病気かというと、「不快な考えが頭に何度も浮かぶため、その不安を振り払う目的から同じ行動を繰り返してしまう」病気(UTU-NET強迫性障害教室)。



 後輩の一番大きな症状は、本や文章を読むとき、理解したとわかっているにもかかわらず、理解していないと心配し、同じところを繰り返して読んでしまう。現役受験生の彼にとってこれは致命的な問題となっている。
 今年に入ってからその症状がだんだん出てきたが、最初は症状が軽いのもあって、本人は自分で何とか気持ちを調整してその症状をやわらげようとしていた。しかし、だんだん症状がひどくなっていて、今年の夏病院に行くことにした。
 強迫性障害についての研究は進んでいるが、その原因はまだ不明で、脳の一部による機能異常が原因ではないかという仮説があるだけだ。そのため、今完全に治る方法はまだない。
 治療法としては、薬物療法と認知行動療法の二つがある。薬物療法は、薬で脳内調整をすること。認知行動療法は病気の原因と仕組みを理解し、不安を除くと同時に、自分の行動をコントロールすることで症状を緩和する治療法である。普通はこの二種の併用か認知行動療法だけで治療が行われている。
 今後輩は毎週医者のカウンセリングを受けながら、この二種の治療法を併用して、病気と闘っている。本人が性格的に明るいのもあって、今はある程度回復しているようだ。まだ現代文や物理など問題文が長い科目の勉強はできないが、数学化学などの科目の勉強はできるようになった。少しずつではあるが、受験に向けて着々と進んでいる。
 最大限の応援をしたいと思っている。

2 件のコメント:

shenzhh さんのコメント...

やっと見つけた!先輩のブログを。 
感動した!さすが先輩!私のことさえ書いた。 ありがとう!頑張ります!

shenzhh さんのコメント...

先輩はつげーね、毎日こんなにいっぱい書いてるさ、うん、どうせ四年生だから、暇だね。うらやましい!