2007年6月22日金曜日

CMを見て その2 DoCoMoの反撃

 「そろそろ反撃してもいいでしょうか。」このフレーズに対して、大御所の経営コンサルタントが疑問を示していた。


 


 ユーザーがこのフレーズを見ると、サービスの向上と値下げを期待し、満足するようなサービスや値下げが実現されるまで買うのを待つようになる。そのため、サービスの評価が相対的に下がってしまい、宣伝効果がマイナスになる可能性があるという。


 


 その通りかもしれない。このフレーズには確かに違和感がある。でも、僕にとってもっと違和感のあったフレーズがあった。電車内の中つり広告に、もうすぐスタートする新しいサービスについて、「DoCoMoのユーザーさん、楽しみにしてください。他社のユーザーさん、・・・・・・」とあった。


 


 番号ポータビリティで他社に変えたユーザーへの復讐の意味とも捉えられるこのフレーズは、反感を買う可能性が大きいでしょう。モラルのある企業が広告で使うべきフレーズだとはとても思えない。


 


 同業他社との競争はいいことだし、宣伝でどんな戦略をとるかは自由だけれども、小学生の喧嘩レベルの宣伝を打つまで競争で勝ちたい会社はほんとうにユーザーの支持と信頼を得られるのでしょうか。さらにいうとこういう企業こそ不祥事を彦起こすが高いのではないかと思った。



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