今日電車に乗っていたときの話だ。
座れなくて、座席の前に立った。目の前に座っているのは同じ大学生(大学院生)だった。別にこれはよくある場面だが、問題は彼はとある大手予備校の模試の採点をしていた。
予備校の模試の採点は基本的にはその塾の先生たちと、バイトの大学生がやる。予備校側が解答用紙を冊子にし、それを採点基準と一緒にバイトの大学生に渡す。採点者はその基準に従って採点をし、必要であればコメントやアドバイスも記入する。最後に採点者は自分が採点した解答用紙にサインをし、それを予備校に返す。予備校でまたそのチェックを行い、集計して、成績となる。
その採点作業をその大学生が電車で僕の目の前でやっていた。
解答用紙の冊子はただ複数枚と閉じているだけで、模試の名前、受験者が解答用紙に書き込んだ個人情報(氏名、在籍学校名、クラス、出席番号、受験番号、受験した校舎)についてはまったく伏せたりはしていない。
つまり、彼の前に立っている僕からは、それらの情報は全部丸見えだ。実に簡単にそれを全部読み取れる状況だった。同じように隣に座っている人も簡単に見えるだろう。
個人情報の管理がこんなにいい加減なのは、予備校と彼個人両方に問題があるだろう。最終的にはその管理を徹底的に出来ていない予備校が責任を取らなければいけないだろう。同時に大学生の防犯意識の低さにも呆れた。
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