2006年1月9日月曜日

ジェンキンズさん 告白

 ジェンキンズさんの本『告白』に基づいたドラマを見た。
 ドラマを見て不幸な人生だと思いながらも、また別のことをも思った。それは、あの時々にニュースを見ていたわれわれが推測していたことは本当とかなり違っていたことだ。
 あの時あの状況では誰もそういう推測をするのは自然なことではあるが、それが本当とは違っていたことにはあまりみんなは気にしないようだ。
 おそらくこのドラマを見ていなく、原作も読んでいなければ、推測が間違っていたことにはみんなはわからなく、わかろうともしないかもしれない。



 そして、あの国でもジェンキンズさんたちのことを思って接していた人がいたこともこれでわかった。これもまた一部で作ったイメージとは違ったものではないかと思う。
 やはり本当のことはわかるまでには、われわれは何もわかっていなかった。そして、本当のことはわかるのはごくわずかの時に過ぎず、多くの時は当事者以外はわからないままでいる。
 誰もわからないから話はできる。話は勝手に作られる。逆に本当のことがわかった時点で、その話の話題性はなくなる。
 話を作っていることを職としている人間は多くいる。大衆の認識を誘導するにもかかわらず何の責任も持たない。だから話を勝手に作るような評論家のことあまりは好きにはなれない。


 どうでもいいことだが、CMでのダメダメうっかりおじさんが小泉首相役をやっていてだいじょうぶでしょうか。


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