2005年12月16日金曜日

中国の休日

 今日はちょっと中国の休みについて書く。
 まず中国は全国皆週休二日制である。これは僕が小学校卒業前後の時始めたのだから、95、96年くらい。祝日は基本的には定められた記念日であって、その代表的なのは五月一日のメーデーや十月一日の国慶節(建国記念日)。この二つの場合は法律では三日間休みとなっている。実際にはその前後の土日休みを移動して、七日間の休みにするのが普通。これが五月と十月のゴールデンウィークである。 他のこのような記念日休みは三月八日の婦女節で女性が休みする。五月四日青年節、これはゴールデンウィーク中だから休み。六月一日児童節で小学校休み。七月一日共産党立党記念日で全国休み。八月一日解放軍建軍記念日で軍関係休み。九月十日教師節で学校休み。
 もう一種類の休みは伝統的な祭日。旧正月の春節の一週間休みと元旦の一日休みがその代表。後は旧暦一月十五日元霄節と旧暦八月十五日の中秋節は午後だけの半日休み。それ以外の旧暦の祭日、例えば旧暦三月頭にある清明節、旧暦五月五日の端午節、旧暦七月七日の七夕、旧暦九月九日の重陽節などは休日にはなっていない。現在これらを法律で休日と定めるべきかどうかが議論されている。
 クリスマスやハーローウィンなどのキリスト教関係の祭日は、もちろん休日ではない。若者たちがクリスマス(聖誕節)とバレンタイン(情人節)を祝っているが、一般的には受け入れられていない。

 全国の学校は皆二期制で、夏休みと冬休みの二回だけ長期休暇がある。その時期と日数は自治体が決める。新学期の始まりは三月一日に一番近い月曜日と九月一日に一番近い月曜日だから、基本的には七月後半と一月後半から休みに入る。ただし、寒い地域では冬休みが長く、夏休みが短い、暑い地域では夏休みが長く冬休みが短くなっているため、各地の休みの始まりはバラバラである。両方合わせて三ヶ月の休みがある。また、旧正月の期日が毎年変わるので、冬休みは必ず正月を含むように決められる。
 最近旧正月、メーデー、国慶節の三回のゴールデンウィークのたびに、のべ1憶人くらいの人が旅行や里帰のために移動し、交通負担があまりにも重いので、三日間の休みと土日を繋げないで、七日間連休にならないようにしようとする声も出ている。でも今のところ交通システムはなんとかその負荷を耐えられているし、旅行などで経済活性化効果もあるから、しばらくは年三回のゴールデンウィークは続くだろう。
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