2005年11月29日火曜日

映画 SAYURI

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 ハリウッド [好莱塢(hao3lai2wu1)] の日本映画でチャン・ツィイー [章子怡( zhang1zi3yi2)] 、ミッシェル・ヨー [楊紫(王京)(yang2zi3qiong2)] 、コン・リー  [(工凡)俐(gong3li4)] と中国人女優を三人も採用して主役も演じることでちょっと注目した。昨日この映画SAYURI [芸妓回憶録(yi4ji4hui2yi4lu4)] の記者会見があったようで、ネットでちょっとその様子を見た。
 なかなか文化の背景のわからない映画だと思う。中国人女優が演じる米人の小説が原作のハリウッド映画。何か納得もできるようだけど理解しにくい雑種のような感じなのだ。
 



 原作がアメリカ人の小説という決定的なポイントで、この映画はハリウッドが作るしかないことを決めているでしょう。要するにこれはあくまでも米人の見る日本であるということだ。
 そして、注目を集められる世界的にも有名になっている三人の中国人女優は6週間の芸者を演じるための訓練を受けただけだと会見で言っているので、理解できていない(かもしれない)文化を、あくまでも「物語」 [故事(gu4shi0)] として演じているだけではないかと思う。
 結局文化 [(wen2hua4)] のない映画になってしまっているだろう。そもそも僕は芸者という日本文化をよくわからないし、映画ももちろん見ていないから、文化があるかどうかは言えない。でも、どうしてもこのようなハリウッド映画は文化を借りているだけで、その文化そのものの価値を無視しているように感じる。


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