2009年5月18日月曜日

好きなことをやる?

よく趣味を仕事にしない方がいいという話を聞く。理由は趣味は趣味だから楽しいと感じるが、仕事になると楽しさがうんと減るからだと。

そうだろうなと思うが、こういうのは実践してみないとよくわからないことなので、イマイチ自分はどうなのか、確信を持てない。

今日後輩の研究の相談に乗っていて、研究室としてやってほしい研究と本人のやりたい研究のどっちをやるべきなのかの話で、後輩はやりたい研究をやると言っていた。(実際この二つの研究にはもっと複雑な要素があるからこんな単純な話でもないけども。)

うちの研究室のやり方としてはこういうときはもっと時間をかけて、本人の考えを聞いて、話し合って決めるので、結論を出すのは明日以降になったが、話の間ずっと、冒頭の趣味と仕事の話が頭の中にあった。

趣味とやりたいことはまた違うので、同じ理屈ではないかもしれないが、似たようなものではある。やりたいことを選んだとき、もしかしたらそれに はやりたいが故に、自分の中で作っている理想的な部分があるかもしれない。それと実際にやるときに直面する大変な部分とのギャップをどう受け止めるのか。 こういうことを意識して選んでいるのかなと思った。(たぶんちゃんと考えているだろうと思うが。)

僕自身は仕事(研究を含む)をやりたいかどうかという基準で選んだことがなかった。だから、結果的に、やりたいことをやっていて、途中に非常につらくなった経験もあるし、最初は乗り気じゃなかったけど、終わってみると思ったより楽しかった経験もある。

やりたいやりたくないを考えるよりも、どうやってやるかを考える。僕はそうしてきた。

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