2007年1月30日火曜日

今日も小学校の同級生

 昨日に引き続き、今日はもう一人紹介しよう。


 この前ちょっとこの日記にも出たが、いま出身地の長春で冬季アジア大会が行われている。


 その大会のボランティアに、小学校の同級生の一人がいる。


 彼女の仕事は通訳。ウズベキスタンチームの。


 実は彼女は大学でロシア語を専攻していた。いまは大学の教員のたまごになっている。日本の大学で言うと助手の立場なんだが、中国では大学の正式な教員にあたる。


 小学校のときはいつもワーワーギャーギャーしていた子で、大きい声で笑って、大きい声で泣く子だった。しかも大学に入ってもほとんど性格が変わらず、これじゃどんな仕事に就けるんだろうかと心配していたら、そのまま大学に残ることになった。


 世話好きだし、この性格なら学生とすぐ仲良くなれるだろうから天職かもしれない。


 日本の大学と違い、中国の大学は全寮制で、基本的には全員寮に入る規則と成っている。そのため、この助手の立場の教員は学生の生活面の指導も担当する。


 仕事の内容は大体新入生の最初の世話と勉強やキャンパス内の生活の相談だという。もちろん教員としての事務的な仕事や研究教育系の仕事もあるらしい。


 かなりハードな仕事ではあるが、彼女は難なくこなしているようだ。もともとまじめで前向きで気の強い人だから、仕事で負けるようなタイプではない。逆に頑張りすぎて過労するのではないかと心配する。


 毎年僕が国に帰ったら必ず小学校の同級生たちが担任の家で同窓会をやる。毎年の恒例行事で、いつも休日にしているが、彼女はなかなか参加してくれない。参加しても2,3時間だけだったりする。(みんなは基本的に朝から夜まで一緒に遊ぶが。)理由は決まって仕事だ。


 大学生時代から学生会(日本で言う生徒会や大学の学生自治会に近い組織かな)の幹部で、余暇の時間はほとんどその活動に使っているという。彼氏とも週一回くらいしか会わない。(彼氏とは同じ大学ではない)。


 いつも同窓会の日、僕が電話で「そんな仕事一日くらい休んでもいいんだろう、君がそこにいなくても地球は回るから大丈夫だよ」と皮肉るが、「それでもだめはことはだめだ」みたいな感じな答えしか返ってこない。


 そんな彼女だけど、仕事が休みを取れるとき一人で会いに来てると先生がいう。


 しかも誰よりも回数が多いのだと。


 



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