2006年1月5日木曜日

除雪

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 日本の北陸は大雪で大変なことになっている。雪を見て中学校時代学校前の道の除雪をしていたことを思い出す。
 日本の都市部での除雪はどうなっているかはわからないが、僕の出身の吉林省長春市では、雪が降ったとき、雪が止んでから24時間以内に、学校、会社、事業所などは必ず面している道の除雪をしなければならないという法令がある。24時間以内に道の除雪をしなかった事業所に対しては、罰金が課せられる。



 長春の初雪は大体毎年の11月初ごろ。その時期になると、中学生以上の学生は除雪道具を学校に持っていく。ある程度大きい雪が降ると、その翌朝の一限は全校の教員、生徒たちはみんな道の除雪をしに行く。各学校、会社の除雪担当の部分は最初から行政が決めていて、学校の場合はさらにそれを各クラスの担当に分けて、大体一クラスが担当するのは4車線道路の学校側の二車線の幅で、20メートルくらいの長さの部分になる。
 一時間目の授業(大雪のときは二時間目まで)が除雪になって授業をしないで済むから、ある意味では除雪は一つの楽しみだった。道の除雪をするときはできないが、校庭が担当になるときは校庭のど真ん中に雪だるまを作ったこともあった。
 最近中学生、高校生が除雪をすることがあまりなくなったという。5,6年前から除雪専門業者がたくさん増えて、多くの学校が業者を雇ってまとめてやってもらうようになった。また除雪機の性能がよくなり、たくさん使われるようになったから、人力での道路除雪がだんだん少なくなっている。
 クラスみんなで除雪をするのもなかなかいい思い出になるから、これも今の中高生の失ったものの一つかもしれない。


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