2005年8月8日月曜日

中国から初投稿

 二年ぶりの夏の帰国。クーラーどこでも整備されているわけではないから、長春の温度は東京より低いけど、東京よりも暑い感じがする。
 ちょっと僕の育った長春の紹介をする。
 中国の東北地方の吉林省の省都で、緯度的にはほぼ札幌と同じくらい。人口は700万で国内9番くらいの都市である。工業都市で特に自動車産業がメインである。中国最大の自動車会社の第一汽車が長春にあり、長春の産業の支えとなっている。また教育都市でもあって、市民の教育への関心度が高い。長春にある吉林大学東北師範大学は全国でも有名な大学である。
 吉林省は東端で北朝鮮とロシアに隣接していて、特に北朝鮮との国境地域は朝鮮族の民族自治州となっており、ニュースによく出てくる脱北の発生頻繁地域でもある。僕も実際中朝国境にいったことがあって、実際に北朝鮮の国境地域を見たことがある。軍関係者と一緒に行ったので、国境線のところまでいけた。実際に両方の軍事が守っている国境線に行くと、北朝鮮の子供たちが集まってくる。いつも国境ににくる観光客が向こうの子供にものをあげたりするから、国境に人が来ると、いつも集まるらしい。一緒に行った中国側の国境守備の軍人が向こうの軍人にもタバコやジュースなどを渡すと、軍人たちが喜んで御礼を言っていた。夏だったけど、北朝鮮の軍人たちはみな長袖の軍服だった。しかも軍服はこの一着しかないらしく、ほとんど洗濯はできない。たまには洗濯したら、干していないうちにもう着なければならないという。
 北朝鮮の話はとりあえずここまでにして、長春の話に戻すと、今ちょうど長春モーターショーが開催されている。東京モーターショーや上海モーターショーなどの規模よりはちょっと小さいが、全世界の自動車会社がみんな出展する中国で重要なモーターショーではある。今度行ってみようと思っている。



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