2009年5月14日木曜日

iPhoneで代返防止?

青山学院大:代返、アイフォーンで監視 基本料金払い、学生に配布へ

青山学院大は社会情報学部の全学生と教職員計約550人にiPhoneを配るようだ。

教育的な目的はいくつかあるが、その一つは代返だそうだ。「GPS(全地球測位システム)機能が付いたアイフォーンを使った出欠確認。学生の送 信場所を大学側が把握できるため、本当に教室にいるかどうかが即座に判明。」だが、やはり「友人にアイフォーンを預けてしまえば、出欠確認の「代返」は可 能。」と簡単な対策案がある。しかし、大学側は「メールなど個人情報が詰まった携帯電話を他人に貸すことはしないはず」と楽観的な期待を持っている。

そもそもこれは大学から学生に携帯を配布するので、その前から学生たちは自分の携帯を持っているはずだ。iPhoneを大学関係のことで主に使 う二台目という位置づけにすれば、友達に預けるのも全く問題ないだろう。おそらくそのうちこの学部の学生にも5,6台のiPhoneを持って授業を出る学 生が現れるだろう。

代返防止の問題については、学部3年生の時から同級生とよく議論してきた。そして得られた結論は二つ。

結論その1 どんな「先進的な?」技術やシステムを使っても、その対策は必ずあり、しかも学生側が必ずその対策を見つけ出すことができる。

結論その2 代返防止のもっとも簡単で効果的で手段は、技術にもルールにも依存しないやり方である。それは、教員が講義を取っている学生全員の顔を覚え、名前を呼んで顔を確認する形で出席を取ればいい。

もちろんそのために必要な教員の労力と講義内で出席を取る時間は非効率であることはその通りです。しかし、実際にはこれを毎回実行する必要はない。「あの先生は顔を全部覚えていて、時々一人一人の出席を取るのだ」と学生側にこのような認識が一般的になれば、効果は一定期間中持続するはずだ。

つまり、そんなに出席してほしいなら、教員がもっと学生を引きつける授業をするか、こういう努力をすればいいということだ。

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