2009年5月16日土曜日

新型インフルエンザ

とうとう国内での感染が発生した。

弱毒性で症状が出始めたらいち早く受診すれば基本的には治る病気なので、SARSほどの緊張感はない。しかし、それは情報をちゃんと把握していることが前提となっていて、情報を持っていない状態で安心するのはやはり問題だ。

そういう意味では、政府が高度の緊張感を持ってこれに対応することが大事だと思う。政府から国民に情報を伝える過程で、その情報量と鮮度が落ち てしまうからだ。だから迅速で情報を開示し、さらに繰り返し重要な情報を伝えて、初めてその情報は広く認識される。もちろんその情報に対してどう思うかは 国民個々人の判断になるが、政府はその判断の根拠となるものをちゃんと提供しなければならない。

日本政府の新型インフルエンザへの対応は過剰だという批判があるが、こういう批判は不必要ではないかと思う。ただ単に正しく情報を伝えるのとそれを広く認識してもらうのは違うのだからだ。

大体批判している人たちは、政府がどう対応しても批判をするでしょう。

1 件のコメント:

西野 真子 さんのコメント...

お疲れ様です. 資料作りも、お疲れ様です.