2007年2月9日金曜日

中国の富裕層

 先日大学の授業で外国人旅行客を日本に誘致する国のプロジェクトに戦略提言をする課題があった。今の外国人旅行者数は目標値よりも200万人足りないらしい。


 取り組んだ三チームの発表を聞いたが、富裕層に対する戦略は少なかった。


 中国人旅行客が日本に来るときの第一の目的はショッピング。観光するとしても東京を見学するくらい。基本的には自然の風景や文化的名所などにはさほど興味がない。そもそも風景や名所を見るなら国内でも十分たくさんあるから、わざわざ日本に来る必要もない。


 だから秋葉原や新宿などのショッピングツアーは非常に人気だ。しかもショッピングをしに来る中国人は金持ちが多いから、かなり金を使っている。


 電気製品の場合、中国では上位の商品があまり売られていなく、そのため価格が日本よりも高くなってしまっている。これが中国人の金持ちを日本に買い物に来させる理由だ。


 この状況をそのまま利用して、中国の金持ちのためのショッピングツアーを行なえば、200万くらいは簡単に来ると思う。


 時間的に便利な航空便を羽田から飛ばせ、専用バスを提供し、中国国内で買えないような商品を売る店を中心に通訳つきで案内し、さらに、「合計30万円以上消費すると1割引」などのおまけをつければなお効果的だろう。


 大事なのは、ショッピングに限定して、それ以外の予定をなるべく少なくし、日程を短くすること。観光を入れるなら最終日くらいにオプションとして選択可能にすること。中国国内の旅行代理店に日本の商品紹介のパンフレットを置かせること。このツアーに限って、ビザを免除すること。


 構想に過ぎないが、外れてはいないと思う。


 


 (この記事の元の内容には明らかなミスがあったので、その部分を削除しました。申し訳ありませんでした。)



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