2006年3月16日木曜日

コマーシャルの時間が分かれば

 中国中央テレビ(CCTV)でコマーシャルを流すとき、後何秒で終わるかを表示してある。



 このやり方はコマーシャルを見せる目的に反しているように見える。確かに後何秒でコマーシャルが開けるかが分かれば、視聴者が安心してチャンネルを変えることができる。その間に流したコマーシャルは見てもらえない。



 しかし、開ける時間を表示せずに普通にコマーシャルを流したときの状況を考えてみよう。



 視聴者が何秒後にコマーシャルが終わるか分からないから、チャンネルを変えないこともあるだろうけど、多くの人はそれと関係なくチャンネルを変えるだろう。そうだとすれば、コマーシャルの開ける時間が分からないから、チャンネルを戻してきたとき、コマーシャルがもう終わってしまっているときもあるだろう。このような時では、コマーシャルはほとんど見られないことになる。



 このような状況を考えてみれば、後何秒で開けるかを示すことによって、少なくとも開ける直前のコマーシャルが見られる可能性が高くなるといえるかもしれない。実にコマーシャルをもっと見てもらうためのアイデアと言える。



 実際にCCTVがどのような目的でこれをやっているかはわからないが、視聴者にとって便利なことであることは間違いないであろう。



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