中国中央テレビ(CCTV)でコマーシャルを流すとき、後何秒で終わるかを表示してある。
このやり方はコマーシャルを見せる目的に反しているように見える。確かに後何秒でコマーシャルが開けるかが分かれば、視聴者が安心してチャンネルを変えることができる。その間に流したコマーシャルは見てもらえない。
しかし、開ける時間を表示せずに普通にコマーシャルを流したときの状況を考えてみよう。
視聴者が何秒後にコマーシャルが終わるか分からないから、チャンネルを変えないこともあるだろうけど、多くの人はそれと関係なくチャンネルを変えるだろう。そうだとすれば、コマーシャルの開ける時間が分からないから、チャンネルを戻してきたとき、コマーシャルがもう終わってしまっているときもあるだろう。このような時では、コマーシャルはほとんど見られないことになる。
このような状況を考えてみれば、後何秒で開けるかを示すことによって、少なくとも開ける直前のコマーシャルが見られる可能性が高くなるといえるかもしれない。実にコマーシャルをもっと見てもらうためのアイデアと言える。
実際にCCTVがどのような目的でこれをやっているかはわからないが、視聴者にとって便利なことであることは間違いないであろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿