前作と比べて、論理がおかしくなったところが見えてきた。もちろん著者本人にとってはそれが論理的に説いているだろうが。
印象に残っている面白いところの一つは、「引きこもりにネット内職を与えよ」という考え方だ。実際にライブドアではこれを実践してきた。
やはり引きこもりやニーとは問題であることは間違えない。そして、親に問題があるから解決がなかなか難しいのも事実だと思う。
しかし、引きこもる本人にはやはりエネルギーがあり、何かをしたいという意欲もあるはずだ。とかく言う前にそのエネルギーを引き出せることは企業がこの問題の解決にできる一番重要なことだと思う。
他に、堀江さんは「技術を売りに」と技術力の重要さを本の中で訴えているにもかかわらず、最後の部分では、ブランドさえあれば、どんな会社の製品でも売れると書いてあった。これは技術の重要さを無視しているようにも読み取れる。
実際にもライブドアは技術力よりもブランドを売りにしてきた。
「ライブドアはコアコンピタンスの無い会社だ」とまで言われた。
本には「アドバイスしてくれた税理士がうちの会社に入社してきて、CFO(最高財務責任者)に就任しました。」とある。これがライブドアはコアコンピタンスを捨てたきっかけなのでしょうか?
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