2005年8月3日水曜日

郵政の議論ばかばかしい

 とうとう死者も出て、それでもばかばかしい議論が続いている。
 まずいくら議論しても野党は賛成票を投じることはないし、自民の反対派もその議論なんかで意見を変えることないだろう。一応国会は国民のための説明ではあるが、今はその国会の議論なんか誰が気にするだろう。
 参院で通るか通らないかは小泉さんの評価にしかならない、結局郵政のための決議とは到底思えない。国民も郵政についてちゃんと考えてこの騒ぎに注目しているわけではないだろう。そもそも一般国民は郵政民営化賛成か反対かを判断できるほどの情報もらっていない。議員さんたちがちゃんと調査して考えて判断しているだろうと思いたいが、それでもどういう判断基準で考えているかはわからない。郵便局の局員たちの立場で考えているか、国の立場で考えているかで結論が違ってくる可能性も高いと思う。
 よく中国人は個人主義で、一人でプレーしたがり、チームワークがうまくいかない、日本人はチームワークがよく、何人か集まると大きな力を出せるというが、自民党を見ると、これは日本の政党かと疑ってしまう。日本の政党として党員の行動が自由散漫すぎるではないかな。さすが「自由」民主党。もちろんこんな党は中国の政党っぽいとはまったく思わない。民主も民主で、国のためではなく、ただ与党の案だから反対しているだろう。それなら、「民主」とも言いがたいだろう。
 そもそも日本人は現状維持したがる傾向がある。改革と言われたら理由もなくても反対したがる。変化が起きないから景気がよくならない。やっと改革者が出てきたが、あらゆるところから邪魔がくる。これではまた内部からの改革の種が死んでしまう。どうするの?黒船の再びの到来を期待するつもりなの?

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