今日は国際女性デー。日本ではあまり知られていないが、中国では今日は「婦女節」という祝日になっている。
祝日といっても「婦女節」は基本的に休日ではない。中国では両働きだから女性も仕事をしていて、この日は女性だけ午後は休みの会社もあるが、それは各会社の判断に任せている。デパートなどはこの日に女性をターゲットのしたキャンペーンを行ったりするので、休めている女性よりも、忙しくなる女性の方が多い会社も多くあるだろう。
テレビとかでは女性を中心の番組や、すばらしい女性を紹介する番組などとこの女性の日を強調する。
この日はドイツの社会主義者が1910年に提唱し、国連は1975年から3月8日を「国際女性デー」と決めた。もちろんこれは男女平等を訴えるための記念日だが、中国では男性だけの記念日が無いため、逆差別だと冗談半分で主張する人もいる。
中国では女性のことを「半辺天」といい、「天の半分」の意味で、女性は男性と同様に社会を支えていることを意味する。
両働きのため、中国の女性の社会的地位は男性とあまり変わらないといえる。もちろん農村部や一部の業種ではまだ女性に対する差別が残っているが、それは中国の問題というよりも、世界各国に共通の問題だといえよう。
日本も女性が社会に出て、安心して働けるような社会制度を整備すべきだと思う。少子高齢化で労働力不足が大きな問題とされているが、女性の3分の1が社会進出をすれば簡単に解決できる問題だと思う。意識の改革が早急に必要だろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿