2006年2月4日土曜日

13億人がいっせいに

 最近生鮮食品の値段が上がったらしい。そして、原因は中国の消費量の急増らしい。


 魚の消費量は世界全体の3分の1に上ったらしい。(数字はうろ覚えだけど)


 平均で見ると生活水準の上昇と物価の上昇はほぼ同程度だが、沿海部などの先に裕福になった地域の生活水準の上昇が物価上昇よりはるかに速い。もちろんその結果としてものが安くなっている。


 最初は贅沢品消費に多くの金が使われていたが、最近食事や服など生活必需品のレベルをアップさせることに力を入れているみたい。


 中国人の食生活が変わりつつあるのは本当なのだ。10年前の食卓と比べると圧倒的な数の種類のものを普通に食べるようになったし、外食の頻度も相当上がった。


 うちの父親と母親は両働きだが、毎日晩御飯の一食だけ家で食べる。朝は二人とも早いから、歩いて通勤する途中の店で食べる。作る手間も省けるし、値段も全然高くない。そしてお昼は仕事場の食堂か外食をする。夜だけ家で作って食べる。その晩御飯でも時々外食になったりする。


 中国の温家宝首相が外国人記者会見で「13億という数字は、どんなに大きな成績でも、13で割ればきわめて小さくなり、どんなに小さな問題でも13億をかければきわめて大きくなる。」といっていた。


 中国人が生鮮食品を多く食べるようになり始めたとたん世界中がその影響を受けるのも同じことだ。


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2 件のコメント:

tatalantino さんのコメント...

タクリンさん
好久不見了。多々良です。いつも興味深く拝見しております。私はちょうど10年くらい前から中国と接点があり、ご指摘の点は、現場感を持ってとても共感しています。10年間で発展した、というか、本来あるべき中国の姿に戻った、という感覚かもしれませんね。元来食材はとても多い国で、食事には非常にこだわりのある国ですから。
さて、今の中国には唐の時代以来の、本格的な国の繁栄が見える気がします。周辺国の文化の流入も目を見張るものがあります。韓国やインドの曲がヒットチャートに入っていてびっくりしたり。

tatalantino さんのコメント...

(続き)
経済政策も政・官で叡智を結集させてかなり精査しながら進めているのが分かります。地方都市にも自動車が溢れる。国際原油価格は急騰する。でも、国内ガソリン価格の上昇率はおさえられている。例えば、インフレへの警戒、バブルへの警戒は物凄い。(ガソリン価格抑制の仕組みも少し調べて妙に納得)
話が発散するので、またメールしますが、
とにかく、日本の巷の報道の僅かな情報の向こうには、大きな大きなひとつの潮流が動きだしていること、礼賛だけでもなく、悲観だけでもなく、脅威だけでもなく、日本人に知って欲しいと思います。