2006年1月15日日曜日

中国の苗字 李王張劉陳

 中国科学院の調べによると、中国人の苗字の人口の多い順で、「李王張劉陳」がトップ5になっていると発表した。
 発表になると李は全体の7.4%で、王は全体の7.2%と9千万人以上もいる。張は6.8%で9千万人弱となっている。
 このトップ5は20年前と変わっていないという。
 おそらく何百年も変わっていないのではないかと思う。
 そもそも中国では人口の多い苗字は大体歴史上の皇帝の苗字である。たとえば唐の時代の皇帝は李姓で、800年ほど続いた。この間、皇族と少しでも関係のある人たちは各地方の有力者になり、もちろん家が繁盛し、子供もたくさん生まれる。また、皇帝は大きな功績のある大臣に、「李」の苗字を与えることもある。「賜姓」という。これによって李姓の人はまた増えてしまう。
 同じ事を漢民族の各朝で行うので、中国の人口の多い苗字はこれで決まることになる。
 今の中国社会では一つの姓が急に増えたり減ったりすることがないだろうから、おそらく20年後に同じ調査をやってもまた同じトップ5になるだろう。


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