2005年1月17日月曜日

中国の英語レベル試験問題漏洩

大学入試センター試験の問題漏洩問題が今話題になっている。中国でも一昨年と去年の二年連続で全国統一問題のネットよりの流出問題があった。



中国にも日本の英検のような英語レベル試験がある。一般的に受けられるのは4級と6級になっている。ちなみに中国では各種の試験のレベル級は囲碁などと同じで、数字が大きければ大きいほどレベルが高いことになる。日本の英検と違うのは、中国では、この英語の試験は大学生と大学院生の英語レベル検定試験になっている。卒業するまでに、学部生が4級を、院生が6級を取れなければ、学位を授与されないようになっている。試験のレベルが決して低くないため、多くの大学生がこの試験で苦労する。

大学生の学位に直接関連する試験なので、大学入学試験並に厳重に行われている。にもかかわらず、一昨年には、試験前にネット上で試験問題の販売事件がと去年の試験前の日に、ネット上掲示板で四級と六級の試験の答えが張られていた事件が起こった。

そのほかにも2件ほどオフラインでの漏洩事件があった。

起こった事件の中、去年の答えが張られた事件以外の例は全部問題販売の目的で、試験会場の問題保管責任者が問題の一部をコピーし、組織された業者に売るやり方だった。これからも中国人の今の観念のなか、「金」というものの重要度が高くなったことが分るだろうと思う。

去年の例だけは、もちろん当事者が問題を目を通したに違いにないが、問題自体が漏洩されなった。そもそも去年の件は金銭目的ではなかったようだ。これは前あった例とは大きく違い、今年の日本センター試験の例の顕示目的に近いかもしれない。

去年の件がまだ調査中以外は、他の事件は全部解決され、犯人が逮捕され、1年から3年の実験判決を下された。一昨年のネット上で問題が販売された例はIP特定により犯人逮捕につながったが、去年の件の調査はまだ難航中のようだ。

今回のセンター試験の例はこれからどう発展していくのかが分らないが、少なくとも警察の介入調査はすべきだと思う。少なくとも警告効果があると思うが。

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